指定した時刻や時間でWindowsの終了やログオフなどを自動実行してくれるソフト。「特定の文言が出現したときに実行させる」といったことも可能。「指定時間後にシャットダウン」はその名の通り、指定時間後や指定時刻にWindowsのシャットダウンや再起動、ログオフなどの処理を実行できるソフト。スタンバイ状態から時刻を指定して自動的に復帰したり、復帰と同時に指定のアプリケーションを起動したりといったことも可能。ほぼすべての機能をコマンドラインスイッチで使用できるようになっている。
処理の実行タイミングは、時間か時刻かで指定する。時間指定の場合は、現在時刻から×分後をプルダウンメニューから指定する。数値を直接、入力することも可能で、最大14,400分(10日)まで指定できる。「0分後」を指定した場合は、5秒後に操作が実行される仕組み。時刻指定の場合は、×時×分の形式(1分単位)で指定する。
選択できる処理は「シャットダウン」「再起動」「ログオフ」「休止」「スタンバイ」。指定した時間/時刻の15秒前になると、カウントダウン画面が最前面に表示され、通知してくれる。カウントダウン画面では、他のアプリケーションが起動中でも強制終了させるオプションを設定できるほか、カウントダウン音のON/OFFを設定することもできる。
さらに「監視」機能を利用すれば、「出力文言」「CPU使用率」「バッテリ」から選択して、実行条件とすることも可能。「出力文言」監視は、アプリケーションの表示するメッセージを検知して、終了処理を行う機能。指定できるメッセージは、
- メッセージウィンドウに表示される文字
- フォーム内に表示される文字
- ウィンドウのタイトル
など。例えば「メモ帳」の閉じるボタンを押したときに表示される「……変更を保存しますか?」といった文字列などを指定できる。メッセージが正しく認識されるかどうかを確認するには、メッセージ表示中に監視文言を入力して、「開始」をクリックすればよい。「該当文言は既に表示されています!」と表示されれば、メッセージは正常に認識されている。「CPU使用率」監視は、監視プロセスCPU使用率が基準以下になると、処理が実行されるもの。監視プロセスは、実行中のプロセスをプルダウンメニューから選択して指定する。監視プロセスを指定しない場合は、CPU全体の使用率が監視対象となる。「バッテリ」監視では、バッテリ使用時に、指定時間内にマウスやキーボードによる入力操作がない場合、処理が実行される。
スタンバイ状態から復帰させる「復帰」も、時間または時刻で実行タイミングを指定することが可能。復帰と同時に任意のアプリケーションを実行させることもできる。パソコンのBIOSがACPI(Advanced Configuration and Power Interface)に対応していれば、休止状態から復帰させることも可能だ。
そのほかにも、
- 終了時にデスクトップイメージをキャプチャ
- 復帰時にモニタのスイッチをON/OFF
- 「開始」ボタンクリック時に自動的にタスクトレイに収納
といった設定項目が用意されている。