「英単語名人10000」は、英単語の実力を100のレベルに分け、各レベル100単語、計10,000語の英単語を学習できるソフト。子どもから大人、初心者から上級者まで、幅広いレベルに対応する。複数ユーザにも対応し、家族みんなで使うことができる。

レベルは「0段」（初級）から「99段」（上級）までの段位制。最高位は「名人」となっている。初回利用時に現在のレベルが判定される「段位認定試験」を受け、認定された段位から開始する。ここからレベルごとの単語を学習する「鍛錬」を積み、「昇段試験」を受けることで、より上位のレベルを目指してゆく。

「鍛錬」「昇段試験」の両モードともに、問題は四者択一式。単純に意味やスペルが問われるものだけでなく、英語による問題を解答するもの、熟語や文章の穴埋め、同義語、仲間はずれなど、多彩な問題が出題される。解答にはぞれぞれ制限時間が設定され、時間内に答えられなかったものは不正解として扱われる。

「鍛錬」モードは10問の出題。前回間違えた問題が優先的に出題されるなど、学習のための工夫が施されている。上級レベルになると、鍛錬中に「道場破り」が登場し、対決しなければならない。道場破りに負けると、ひとつ下の段位に降段してしまう。

「昇段試験」の問題は、レベルによって20問から40問。通常の問題のほか、正解するとそれまでの不正解がひとつ消える「ボーナス問題」も用意されている。「昇段試験」で規定の正解率（レベルによって異なる）を上回ると、それまでの段位から一段昇段するが、同じ段位への昇段試験を3回失敗すると、降格が待っている。

出題は四択だが、内容がバラエティに富んでいるので、飽きることはない。1問あたりの制限時間は「鍛錬」モードで7秒、「昇段試験」試験モードで5秒となっており、これは結構忙しい。穴埋め問題など、どうかすると問題を読むだけで時間になってしまうが、これも訓練のうちということだろう。

段位（レベル）を一つひとつクリアして昇段してゆくという仕組みだが、昇段だけでなく、降段制度があるのがミソ。昇段試験3回失敗で降段してしまうので、あまり昇段を急ぐと逆に降段の憂き目に遭う。ここはじっくり鍛錬を繰り返して、自信のついたところで試験を受けるべきだ。

開発中に苦労した点
（1）　みんなで楽しんでいただけるよう、999人までユーザ登録を可能にしました。

（2）　制限時間内に解答しなければならないというゲーム感覚を残しつつ、オフラインでじっくり時間をかけて学習できるメリットを活かすため、鍛錬モードに「一時停止」ボタンを付けました。

（3）　これまでの学習履歴がひと目でわかるよう、「努力を振り返る」ボタンを付けました。

（4）　単語問題の修正データをより簡単に入手していただけるよう、弊社ホームページ（http://www.perapera.co.jp/）より配信しています。インストーラが付いていますので、ダブルクリックだけで即、更新できます。

ユーザにお勧めする使い方
（1）　ユーザ登録をすると、スタートの段位を決定する段位認定試験がはじまります。1問の制限時間が5秒なので、はじめは慣れなくて実力を発揮できない方もいらっしゃると思いますが、焦らずに落ち着いて試験に臨んでください。

（2）　段位が決まったら、次に鍛錬モードで修行をします。問題は10問ずつ出題され、1問7秒の制限時間があります。間違っても段位は落ちないので、覚えるまで何度でもチャレンジしてください。

（3）　鍛錬モードで解答したあと、次の問題に進む前に「一時停止」ボタンでいったんストップしていただくことができます。特に間違えた問題については、単語の意味を調べたりメモしたりするのに、この一時停止ボタンをご活用ください。

（4）　鍛錬モードを利用していると時々、道場破りのサルが現れます。サルに負けると降段してしまいますので、注意！

（5）　鍛錬モードで実力をつけたら、昇段試験モードにチャレンジしてください。問題は段位によって20〜40問ずつ出題され、1問の制限時間が5秒と短くなっています。

（6）　昇段試験モードでは、段位ごとに設定されている正解率をクリアすれば段位がひとつ上がります。99段から昇段し、名人になったら終了です。ただし、3回続けて昇段試験に失敗すると降段してしまいます。

今後のバージョンアップ予定
ユーザのみなさまのご意見やご要望により、ソフトをより使いやすくしていく予定です。なお、単語問題の修正データを弊社ホームページ（http://www.perapera.co.jp/）に用意しています。随時更新しておりますので、ご利用ください。

その他
「こんな機能がほしい」「ここが使いにくい」などのご意見・ご要望がありましたら、ぜひお寄せください。また、「私はこんな使い方をしている」といった「英単語名人10000」の利用法などもお聞かせください（連絡先：webmaster@perapera.co.jp）。