ウォークスルータイプの“3D空間画像ビューア”。仮想3次元空間のギャラリー内を移動しながら、飾られた画像を鑑賞できる。「Museum」は、デスクトップ上の仮想3次元空間に飾られた画像を、移動しながら鑑賞できる“仮想ギャラリー”ソフト。画面は、ギャラリーのレイアウトを行うための「編集ウィンドウ」と、画像を鑑賞するための「3Dウィンドウ」とで構成され、編集ウィンドウへのドラッグ&ドロップなどで、簡単に画像を配置できる。編集中も仮想3次元空間内を自由に移動することはできるが、「鑑賞モード」に切り替えることで、より大きなサイズで画像を鑑賞できるようになる。対応する画像形式はBMP/JPEG/PNG/GIF(アニメーションGIFを除く)。
編集ウィンドウでは、ギャラリー内に自由に「壁」を配置して、壁に飾る画像を指定できる。利用できるギャラリーの広さは最大で50×50マス(初期状態では8×8マス)。最も外側のマスにはあらかじめ外壁が配置され、ユーザはその内側の空間にさらに壁を作ることで、画像の掲示場所をレイアウトできるようになっている。外壁を取り除いて、画像の掲示場所を増やすことも可能。出入り口をレイアウトして、バーチャルウォークスルーの起点となる場所を指定することも可能だ。
画像を掲示するには、まず掲示したい壁(マス目)を選択し、壁の外周4面のうち、どこに掲示するのかを指定する。外周の壁だけは、ギャラリーの内側に向いている面にだけ掲示することが可能(配置そのものは4面どこにでも行えるが、実際には表示されない)。画像に額縁をつけたり、コメントをつけたりできるほか、壁に掲示する際の位置やサイズなどを調整することも可能。壁は2ページを切り替えられるようになっており、ひとつの面に2枚までの画像を飾ることができる。
ギャラリー内の移動は、カーソルキーなどで行える。前進することで、正面の壁に掲示された画像が拡大され、後退すれば縮小される代わりに視野が広がって、他の壁に掲示されている画像も鑑賞できるようになる。マウスドラッグにより、上下左右に視点を動かすことも可能だ。
作成したギャラリーは、ファイルに保存することが可能。「配布用保存ファイル」として出力・保存すれば、Webブラウザ上でもバーチャルウォークスルーで画像を楽しめるようになる(ブラウザにJavaプラグインがインストールされている必要がある)。