ウィンドウの指定位置への移動やサイズ変更、IMEの表示といった機能を拡張し、Windowsの操作を便利にしてくれるデスクトップユーティリティ。「WinMania」は、ウィンドウメニュー(タイトルバーのアプリケーションアイコンのクリックまたはタイトルバーのコンテキスト(右クリック)メニューで表示されるメニュー)を拡張し、ウィンドウの位置やサイズを簡単に変更できるようにしてくれるソフト。特定のウィンドウの起動時の位置やサイズを固定できるほか、ウィンドウを一時的に隠すことも可能。IMEツールバーの非表示機能やIMEモードの通知機能も備える。
起動するとタスクトレイに常駐し、ウィンドウメニューに「WinMania」の項目が追加される。追加されるのは「サイズ指定」「移動」「最前面表示」。「サイズ指定」では、ウィンドウサイズを「全画面」「大(縦横とも画面の90%)」「中(同80%)」「小(同50%)」に変更することが可能。「移動」では、ウィンドウの位置を「左上端」「左端」「左下端」「上端」「中央」「下端」「右上端」「右端」「右下端」から選択して変更できる。
ウィンドウのサイズや位置を、pixel値やデスクトップとの比率(%)などで細かく設定して、変更対象に追加することも可能。同梱される「WinMagic」を利用して、より細かな位置・サイズ指定を行うこともできる。
「登録したウィンドウの位置とサイズを復元する」機能もある。ウィンドウタイトルやクラスを登録しておくことで、あらかじめ指定したサイズや位置で当該ウィンドウを開けるようになる。タイトル、クラスの指定にはワイルドカードを使用できる。
簡単な操作でウィンドウの表示状態を変更することも可能。【Shift】キーを押しながらのタイトルバークリックでウィンドウを一時的に隠したり、【Ctrl】キーを押しながらのタイトルバークリックで最前面表示を切り替えたりできる。
IMEの変換モードを目立つように表示させる機能もある。全角ひらがなモードであれば「全あ」、半角英数モードなら「半英」などと、デスクトップ上に表示させられる。表示フォントやサイズ、文字の太さ、透過度、表示色などはユーザが設定することが可能。そのほか、IMEツールバーを非表示にする機能もある。
【Pause】キーを押すだけで、スクリーンセーバを起動する機能も備えている。