東京・池袋にある全60階のダンジョンを攻略するRPG。戦闘はランダム要素が多く、難易度は高い。東京ナナシコ団、参上! 悪いことをしている奴らはオシオキよ!
「その名は東京ナナシコ団 とりあえず池袋」は、「サンシャイン60」に立てこもるテロリスト「八重洲四天王」を懲らしめるため、召喚術の得意な主人公「ナナシコ」が最上階を目指して突き進む、という設定のダンジョン踏破型RPG。脱力系のシナリオや手応えのある戦闘などが特徴。
ある日、闇魔術保存委員会の下っ端術士「ナナシコ」は、師匠「ツナ」の命令により、委員会最強にして唯一の軍団「東京ナナシコ団」を率いて東京駅にいた。八重洲では、役所の人々も手がつけられないほどのワルモノが大暴れしていたが、ナナシコの活躍で撃退する。ところが、戦い終わったナナシコが家でお菓子を食べながらくつろいでいた隙に、八重洲を追われたワルモノたちが池袋の「サンシャインシティ」に逃げ込み、立てこもってしまう。
基本的に面倒くさがりのナナシコは、池袋で起きた騒動の鎮圧を来週へと先延ばしにしようとするが、師匠に一喝される。仕方なくワルモノたちを懲らしめるために再度、東京ナナシコ団を引き連れて、池袋・サンシャインシティへと向かう……。
戦いには仲間が必須! 召喚術を駆使してサンシャイン60を制圧せよ
ダンジョンのステージ総数は60。戦闘はシンボルエンカウント方式で、敵モンスターに遭遇すると、サイドビューでバトルがはじまる。ダンジョン内(外)には、ナナシコと一緒に戦ってくれるキャラクタも登場する。仲間になったキャラクタは、2回移動するか、「5の倍数の階」に到着するまで同行してくれる。また、一度仲間になったキャラクタは(一部のキャラクタを除き)サンシャイン60の外で再度、仲間に誘うことができる。
戦闘では、まず全体コマンドで「戦う」か「逃げる」かを選択する。「戦う」を選ぶと、個人コマンドに移行する。攻撃の基本は、通常攻撃とスキル攻撃の2種類。スキル攻撃はキャラクタごとに異なり、ナナシコの場合は仲間を召喚する「召喚術」が使える。敵へのダメージは自分の攻撃力から相手の防御力を引いた分だけ与えることができる。
召喚術を発動すると、一緒に戦ってくれる仲間を召喚することが可能。召喚できるのは鬼族や魔造生物など、さまざま。召喚術は戦闘中にしか使えず、呼んだ仲間は戦闘が終わると帰ってしまうため、戦闘のたびに呼び出す必要がある。また、同じ仲間を同時に呼ぶことはできないため、さまざまな召喚術を修得することが戦闘を有利に進めるポイントとなる。戦闘終了後、敵から「子分にしてほしい」と申し出られることもある。子分にすると、次の戦闘で最初のターンから一緒に戦ってくれる。
戦闘中は、敵も味方も隊列を組む。前衛、中衛、後衛の隊形で、前に仲間がいると敵からの通常攻撃が届かない。前衛は敵からの攻撃が集中するので、防御力に優れた仲間を配置したい。ただし、弓などの遠距離攻撃や魔法攻撃は後衛にも届くため、油断していると大けがをすることもある。仲間の立ち位置は一人ひとり決まっており、移動できない。例外的にナナシコだけは、前衛と後衛とを移動できる。