パソコンのパフォーマンス低下の原因となる不要なファイルや無効なレジストリを削除し、操作を快適にしてくれるWindows XP専用の“総合パソコン快適化ソフト”。「SuperXP Utilities」は、Windows XPパソコンの“不満”“不安”を解消してくれるパソコン快適化ソフト。クリックするだけでハードディスク内の不要なファイルを削除してくれる「ワンクリック全自動クリーナー」や、ハードディスクを監視して故障時期を予測する機能、データのバックアップ機能など、さまざまな機能を搭載する。新バージョン「7」では、強力なデフラグ機能を持つ「Diskeeper」が標準搭載されたほか、アプリケーション起動の高速化機能なども搭載され、大幅な機能の追加・強化が図られている。効果の高い機能だけを厳選してインストールできる、NetBook対応のインストールモードも追加された。
搭載された機能は大きく分けて、
- PCクリーンアップ(全自動クリーナー)
- バックアップと復元
- ハードウェア故障監視
- パフォーマンスアップ
- パワーオプション
の五つ(一部にカスタムインストールが必要な機能もある)。各グループから、さらにいくつかの機能を呼び出して利用する形になっている。「PCクリーンアップ」グループで利用できる機能は「ワンクリック全自動クリーナー」「レジストリの再構成」「IEお気に入りクリーニング」。「ワンクリック全自動クリーナー」では、不要になった一時ファイルやショートカット、Cookie、ごみ箱内のファイル、無効なレジストリを自動検出し、削除できる。スケジュール設定による実行も可能だ。「レジストリの再構成」は、レジストリの最適化を行い、サイズをコンパクト化して、Windowsの起動を高速化するもの。「IEお気に入りクリーニング」では、IEのお気に入りをチェックし、存在しないページを一括削除できる。
「バックアップと復元」グループでは、「データのバックアップ」「Excelの自動保存」の各機能を呼び出せる。「データのバックアップ」では、「マイドキュメント」フォルダ内のファイルやOutlook Expressのメールデータ、IEのお気に入りなどを一発選択できるほか、上級者向けに任意のフォルダを設定してバックアップすることが可能。世代管理に対応するほか、フルバックアップ/差分バックアップ、圧縮バックアップの有無や復元用パスワードの設定なども行える。「Excelの自動保存」では、Microsoft Excelのマクロ機能を利用した自動バックアップを設定できるようになっている。
「ハードウェア故障監視」グループには「HDDの故障監視」「ノートPCの温度監視」「PCの省電力化」の各機能が含まれる。「HDDの故障監視」では、S.M.A.R.T.情報で内蔵ドライブの状態を監視し、読み書き時のエラー発生状態などから故障時期を予測する。「ノートPCの温度監視」では、ノートパソコンのCPU温度やファンの回転数、電圧などの情報を参照できる。「PCの省電力化」では、モニタやハードディスクの電源OFFやスタンバイまでの時間などを、AC電源駆動時とバッテリ駆動時のそれぞれで指定することが可能だ。
「パフォーマンスアップ」グループで利用できるのは「ディスクのデフラグ」「システムの最適化」「Windows起動の高速化」「アプリケーション起動の高速化」「Windows起動時間の測定」「ブロードバンド通信の最適化」「ネットワーク環境の切り替え」の各機能。「ディスクのデフラグ」では、定評のある「Diskeeper 2007 Home」が採用され、ディスクの断片化を自動的に検出して最適化を実行する。ユーザが意識することなく、断片化を解消できる。「Windows起動の高速化」では、スタートアップ項目に登録されているアイテムや、常駐しているサービスの中から不要なものを停止し、システムの起動に要する時間の短縮を図る。「アプリケーション起動の高速化」は、空きメモリにアプリケーションをあらかじめ待機させておくことで、起動時間の短縮を図るものだ。
「パワーオプション」グループには、「IDとパスワードの管理」「Super インクセーバー2」「メモリクリーナー」「iPodバックアップ」「インベントリの収集」「システムツール」の各機能が含まれる。「Super インクセーバー2」は、インクジェットプリンタのインク使用量を抑え、コストの削減を図る機能(「inksaver2」を標準搭載)。「iPodバックアップ」ではその名の通り、iPod内の音楽/動画データをパソコンにバックアップできる。「インベントリの収集」は、CPUの種類やBIOSのバージョン、ドライブの空き容量、ネットワーク設定など、パソコンの各種情報を表示する機能だ。