全体の目標を意識しながら、行動予定やスケジュールの管理を行える“目標達成支援ソフト”「ゴールリアライザー」は、特定の目標を実現するために必要な行動や、具体的な作業などを管理するためのソフト。目標の達成に必要な要素を分類・整理して登録・管理できるのが特徴。先に目標を設定し、そこから細分化してゆくトップダウン方式だけでなく、まず予定だけを登録してから全体を組み立てるボトムアップ方式で利用することもできる。
インストールすると、Windowsの起動と同時に起動するように設定され、いつでもスケジュールの確認や予定の入力を行える。編集したデータは自動的に保存され、ユーザが保存操作を意識する必要もない。初期設定では、バックアップも自動的に行われる。
基本機能は大きく分けて「ゴール管理」「プラン管理」「アクション管理」の三つ。メイン画面左側に用意された「ゴール」「プラン」「アクション」の各タブで機能を切り替えられるようになっている。
「ゴール管理」では、全体の目標となる「最終ゴール」を入力できるほか、目標の達成に必要な項目を細分化した「領域」「分野」の作成・管理を行うことが可能。「領域」には「領域のゴール」、「分野」には「分野のゴール」として、それぞれ目標を入力できるが、必ずしも最初にゴールを入力する必要はない(「途中で中間目標を設定する」といった使い方でもかまわない)。「分野」では、仕事の内容に応じてカレンダーを割り当てることが可能。カレンダーには週の開始日となる曜日や稼働日が設定され、業務内容や勤務形態などに応じて使い分けられる。
「プラン管理」では、目標を達成するために必要な作業など(「ターゲット」と呼ばれる)を登録する。ターゲットには優先度や開始・終了日、期限、状況、達成度などを設定できるほか、ファイルへのリンクやURLを登録することも可能。「ゴール」で登録した「領域」や「分野」は「プラン」タブ内にタブとして表示され、これらを利用してターゲットを分類・整理できるようになっている。
登録したターゲットは、画面右側に用意されたガントチャート形式のスケジュール欄や「アクション」タブに反映される。ターゲットをプランファイルとして保存したり、既存のプランファイルを読み込んで利用したりといったことも可能だ。
「アクション管理」では、1日単位のカレンダー上にタスクやスケジュールがチャート形式で表示される。「プラン」との連携により、一方のタブで登録した項目は自動的にもう一方にも反映される。登録したアクションは1日単位でファイルに出力できるほか、Googleカレンダーと同期させることもできる。
各タブの内容はそれぞれ、リスト形式で印刷することが可能。設定により、
- 自動バックアップの有無とバックアップ先フォルダの指定
- 期限が間近なプランを知らせるための日数の指定
- アクションタブでの一日の開始時刻やスケジュール開始時刻の通知の指定
なども行える。