「ねこタイム」は、ネコのキャラクタがWebブラウザの使いすぎを警告してくれるソフト。Webブラウザの使用時間によってネコの様子が変化し、視覚的にわかりやすいのが特徴。対応するWebブラウザはIE、Firefox、Opera、Google Chrome、Netscape Navigator。ログの取得・表示機能なども備える。

起動すると、デスクトップに大きな魚の上に乗ったネコのキャラクタが常駐する。ネコのイラストはリアルな絵柄ではなく、脱力してしまいそうな、ゆるいデザインのもの。ネコが乗っている魚の上には、「ねこタイム」を起動してからWebブラウザを使用した時間が表示される。

起動直後のネコの色は白。表情ものんびりした感じで穏やかだ。起動時には、前回起動したときに計測されたWebブラウザの使用時間が短時間だけ表示される。Webブラウザを起動して30分経過するとネコの色がピンクに変化し、頭のてっぺんから二葉が芽を出す。1時間を経過すると水色になり、呆れたように白目を剥いてバンザイをする。そして、1時間半を超えると真っ赤（実際にはオレンジ色）になって怒り出す。時間とともに変化するネコの表情が愉快だ。

タイマは、Webブラウザがアクティブのときだけ進行し、非アクティブになると停止する。また、Webブラウザがアクティブでも、3分以上キーボードやマウスが使用されないと、やはり計測が停止する。Webブラウザが起動していた時間ではなく、実際に使用された時間のみが計測される仕組みだ。「ねこタイム」を終了したり、計測中に日付が変わったりした場合は、計測結果はリセットされる。計測結果は、ログとしてテキストファイルに出力することも可能だ。

そのほか、

• ログ取得のON/OFF
• パソコン起動時に「ねこタイム」を立ち上げる
• ログを見る
• ログのクリア

Webブラウザをただ立ち上げていただけの時間や、他のソフトを使用していた時間などを除外して、実際にネットサーフィンをしていた時間のみを計測できるよう工夫されている。そのため「これには他の時間も混じっている」などの言い訳がしづらく、自分自身にプレッシャーをかけるのに効果的だ。

とはいっても、決して強制的にWebブラウザの使用を禁止するわけではなく、ネコの表情なども高圧的なものではない。あくまでも緩やかに使いすぎを自覚させてくれるという点がうれしい。自分自身で使用するだけでなく、子どものインターネットの使いすぎをやんわりとたしなめたいときなどにも有効だろう。

「ねこタイム 1.1」では、Google Chromeベータに対応しました。今後は、指定時間が経過したら、強制的にインターネット接続を解除するような機能をオプションで付けたいと思っています。また、ネコさんの種類も増やして、日替わりにしてゆきたいです。ぜひ「ねこタイム」を使ってみてください。