レトロチックなデザインとシステムのお手軽アクションゲーム。ジャンプとしゃがみを駆使して、タイミングよく敵の攻撃を避けよう。弾を避けて敵を倒す! シンプルだがハマリ度は高い
「センニュウ」は、拳銃を片手に単身、城の中に潜入し、拳銃を撃ちまくって敵を倒してゆくアクションゲーム。ゲームの主人公は「パド神」。「まきわりくん」の悪のりで、家が「まきわり城」にされてしまったパド神は、自分の家を取り戻すためにまきわり城に潜入する。しかし、城の中はシルクハットを被った敵だらけ。はたしてパド神はまきわりくんを倒して、自分の家を奪回することができるだろうか?
操作は、キーボードまたはジョイパッドで行う。【←】/【→】キーで左右に移動、【↓】キーでしゃがむことができる。ジャンプは【Z】キー、【X】キーで拳銃を撃てる。ジャンプキー単独では真上にジャンプするだけだが、移動しながらジャンプすることで斜め上に飛び、敵や弾などを飛び越えることができる。垂直ジャンプはタイミングがシビアなので、弾を避ける際にはなるべく移動しながらのジャンプを利用した方がよい。
ハシゴに重なった位置で【↑】/【↓】キーを押すと、ハシゴを上り下りすることが可能。ジャンプ中にハシゴにつかまるには、ハシゴと重なったところでタイミングよくカーソルキーを押す必要がある(自動ではハシゴにつかまってくれない)。
【↓】キーを押し続けながら【←】/【→】キーを押すことで、しゃがみながらの移動も可能。その状態で【Z】キーを押せば「ローリング」することができる。ローリングしながら敵にぶつかることにより、「足ばらい」をかけて敵を転ばせられる。転んだ敵は一定時間身動きできなくなるので、大勢の敵や手強い敵には効果的だ。
敵の弾に当たるとライフが1個減る。ゲーム開始時点でのライフの数は3個。ライフは、ステージに落ちている救急箱を拾うことで増やせるほか、特定の敵を倒すことでも手に入る。
敵の特徴と攻撃パターンを把握して効率よく戦おう
敵は、ラスボスの「まきわりくん」を除いて全員シルクハットを被っており、シルクハットと服の色で動きや能力が異なる。敵は城の中を動き回り、主人公を発見すると弾を撃ってくる。先に見つけられないように注意して移動しながら、先制攻撃を仕掛けたい。
城内で最初に出会うのが「アオマン」。決してしゃがまず、上段ショットしか撃ってこないため、しゃがみながら移動すれば、弾はすべて避けられる。防御力も低く、弾を2発当てるだけで倒せる。ただし、ステージ攻略に時間をかけすぎると新たなアオマンが出現してくる。次に登場するのが「アカマン」。アオマンとは逆に、ずっとしゃがんだまま移動し、下段ショットしか撃ってこない。ジャンプして弾を避けなくてはいけない点が面倒。動きも速いが、やはり弾を2発当てるだけで倒すことができる。序盤で最も厄介なのが「キマン」だ。上段ショットと下段ショットを使い分ける上、防御力が高く、何発も弾を当てないと倒すことができない。
ステージの終盤になると、「ムラサキマン羽付き」や「ミドリマン羽付き」が登場する。動きが速く、浮遊もできるので、上段・下段のショットどころか、下のフロアや空中から斜めに撃ってきたりもする。ただし、倒すとライフを1個落としてくれるサービスキャラの要素も備えている。
城のいたるところに仕掛けられたさまざまなトラップに注意
用意されたステージは「最初の潜入」「赤い場所」「緑の要塞」「紫の壁」「ボスの間」の全5ステージ。各ステージは1から4のサブステージから構成されており、計20のステージを楽しめるようになっている。そのほかに、操作が説明され、練習をするための「トレーニングステージ」もある。
ひとつのサブステージには最大で四つのフロアがあり、各サブステージにはシャッターが下りた出口がひとつだけ存在する。敵を全滅させるとシャッターが上がり、次のサブステージに移動できる仕組み。サブステージによっては、次々と新手の「アオマン」が登場するが、一瞬でも敵がひとりもいない状態を作り出せれば、シャッターが開き、次のサブステージに移動できる(シャッターが開いてから出現した敵は倒さなくてもよい)。
サブステージによってはトラップも仕掛けられている。例えば「電磁カーテン」。通常は無害の白い点線のようだが、一定の周期で高圧電流が流れ、触れるとライフを1個失う。「ベルトコンベア」は一方向に回転し続け、上に乗ると運ばれてしまい、逆走しようとすると移動速度が落ちる。そして、なかでも最も厄介なトラップが、一定のルートを移動するトゲの生えた岩のような障害物だ。触れると、たちまちライフを1個失ってしまう。移動のタイミングを計ってジャンプするか、階段を上って避けるようにしよう。カギのかかった扉は、カギを拾って扉に触れながら【X】キーで開けられる。