キューブ(立方体)を組み合わせて、手軽に立体モデルを作成できるソフト。作成したオブジェクトは、BMP形式のスクリーンショットや独自形式のファイルで保存できる。「Cube Kingdom」は、3D CGの楽しさを“積み木感覚”の操作で誰でも手軽に味わえる、入門者向けのグラフィックソフト。マウスを使ってキューブをつなげるだけで、簡単に立体モデルを作成できる。ファイルを新規作成した状態で1個のキューブが配置されており、六つの面のいずれかをクリックすると、クリックされた面に接して新しいキューブが作られる仕組み。キューブをつなぎたい面をどんどんクリックしてゆくだけで、立体モデルができあがる。
必要な機能は、メイン画面上の「ペイントウインドウ」にまとめられている。描画用のツールは、キューブを追加するための「ペン」、キューブを消去する「消しゴム」、キューブの色を変更する「色塗り(色鉛筆のアイコン)」の3種類。色は、16色のカラーパレットで指定する。色の変更は面単位ではなく、キューブ単位で行われる。そのほかにも、ライトのON/OFFや面の表示/非表示、ワイヤフレームの表示/非表示を設定することが可能。いずれも「ペイントウインドウ」上のボタンで切り替えられるようになっている。
キューブは最大10,000個を配置することが可能。現在、配置されているキューブの数は、メイン画面下部の「ステータスウインドウ」で確認できる。
3D CGには欠かせない視点の変更では、オブジェクトを中心としたカメラの回転やズームアップ/ダウン、カメラの平行移動が可能。カメラの位置をワンタッチで初期位置に戻す機能も用意されている。視点変更の操作は、マウスまたはキーボードで簡単に行える。
オプションでは、「ペイントウインドウ」および「ステータスウインドウ」の表示/非表示を切り替えられるほか、メイン画面の背景色やワイヤフレームの色を変更することもできる。
作成したオブジェクトは、再編集が可能な独自形式のファイルか、スクリーンショットとしてBMP形式の画像ファイルに保存することができる。