ハードディスクへのアクセス状況を、アイコンの変化などで確認できるようにしてくれるソフト。CPU/メモリ/ネットワーク使用率の変化なども確認できる。「DiskState」は、ディスクの読み書きをアイコンの変化で通知する常駐ソフト。ディスクへのアクセスが発生すると、タスクトレイや「アプリケーションバー(アプリバー)」に表示されたLEDランプ風のアイコンの色が変化して、状況を教えてくれる。アイコンの数は、監視したいディスク(ドライブ)の数に応じて増やすことが可能。タスクトレイアイコンによる通知のほか、キーボードの【CapsLock】/【ScrollLock】キーのLEDランプで通知するようにもできる。
アクセスの監視は、論理ドライブ(パーティション)単位で行うことが可能(Windows XP以降。Windows 2000では物理ドライブ単位)。ディスクアクセス以外にも、CPU/メモリ/ネットワークの各使用率やpingに対する応答なども監視できる。ローカルパソコンだけでなく、リモートコンピュータの監視も行える。
監視対象の登録や通知方法の指定は「監視設定」で行う。通知に使用するアイコンやキーボードのランプと、割り当てるドライブ(あるいはCPUやメモリの使用率など)の組み合わせで設定できるようになっている。例えば、監視対象がハードディスク1台の場合、(1)通知に使用するアイテムを「タスクトレイ LED」「アプリバー LED」「NumLock LED」「CapsLock LED」「ScrollLock LED」から選び、(2)監視対象として「ディスクアクセス」を選択して、(3)さらに接続先や監視間隔、監視単位などを設定すればよい。もし、ハードディスク2台とCPU使用率の3項目を監視したければ、表示させるアイコンの数を3個に増やしてから、各アイコンに2台のディスクへのアクセス状況とCPU使用率を割り当てる。
監視アイテムとして「セパレータ LED」「アラート設定」を追加することも可能。セパレータ LEDは、アイコンのまとまりを視覚的に区別しやすくするための「区切り」のこと。アイコンの形はしているが、点滅しない。アラート設定では、監視対象にエラーが発生した場合、警告音を鳴らしたり、メールを自動送信したりといった設定を行える。
「基本設定」では、ログオン時の自動起動やアプリバーの表示方法(透明度や背景色など)、ping応答を監視する間隔のデフォルト値(ミリ秒単位)などを指定することが可能。常に【CapsLock】/【NumLock】キーをONにして使うユーザに配慮して、通常とは逆に「アクセスが発生するとLEDランプが消灯する」ようにもできる。点滅するアイコンの画像を変更したり、CPUやメモリの使用率を表すグラフの色をカスタマイズしたりといったことも可能だ。