PDF/XPS/TIFFなどの形式のファイルを快適に閲覧・印刷できるファイルビューア。「Brava! Reader」は、高速な起動と軽快な動作が特徴のファイルビューア。テキスト検索や画面の一部を拡大表示する「虫めがね」などの機能を備え、ハイパーリンクもサポートする。対応するファイル形式はPDF/XPS/TIFFに加え、独自のCSF(Content Sealed Format)形式(XPSファイルの閲覧には.NET Framework 3.0が必要)。
「Brava! Reader」では、文書ファイルは1ページごとに表示される。複数ページを持つ文書では、ページの切り替えは画面最下部のボタンやコンテキスト(右クリック)メニュー、マウスホイール操作で行える。マウスホイール操作では、開いているファイルが文書の場合はページ切り替え、画像の場合はズームイン/ズームアウトとなる。
メイン画面の右側に配置された「タスクパネル」には、サムネイルや目次などが表示される。サムネイルのクリックでページ移動を行えるほか、拡大表示時には、現在表示中のエリアがサムネイル上に枠線で表示される。表示倍率は「全体フィット」「横幅フィット」と25%〜400%までの倍率から選択することが可能。表示倍率を自在に変化できる「ズーム」や、指定範囲だけをズームさせる「範囲指定ズーム」、さらには画面全体の表示倍率を変更させずに、一部分だけを拡大する「虫めがね」などの機能もあり、拡大部分を移動させながら文書を読めるよう工夫されている。
文書から特定の文字列を探す「テキスト検索」機能もある。テキスト検索には「大文字と小文字を区別」「単語単位で検索」のオプションがある。逐次検索のほか、ヒットした文字列をすべてハイライト表示する「リアルタイム検索」機能もある。
ユニークな機能として、指定した部分の長さや面積を測れる「計測」がある。文書中の指定部分をインチ法、メートル法を使って計測できるもので、直線、多角線、多角形、四角形、円を計測できる。
そのほかにも、
- 一時的に「しおり」を挿入する
- 画面表示や印刷時に文書にすかし/バナーを入れる
- 表示部分をJPEGファイルに保存する
- メールに添付して送信する
といったことも行える。