テキストをマウスポインタで指定するだけで、意味を表示してくれる辞書ソフト。英単語学習に便利な単語帳や例文表示などの機能を備える。「キングソフト辞書」は、
- マウスでポイントした語句の意味を表示してくれる「マウスオン辞書」
- 選択した文章を翻訳してくれる「ハイライト翻訳」
などの機能を持つ辞書ソフト。収録された辞書は、三省堂の「デイリーコンサイス英和辞典」「同和英辞典」「同国語辞典」、旺文社の「ポケットコンプリヘンシブ英和辞典」「同和英辞典」と「国語辞典」に加え、フリーの日英辞書「EDICT」。メイン画面には「辞書」「例文」「翻訳」の各タブが用意され、利用したい機能に応じて切り替える仕組み。「辞書」では、ユーザが単語を入力すると、辞書ごとに分けて単語の意味や発音記号が表示される。実際の発音を聴いたり、付属の「単語帳」に登録したりできるほか、キングソフトの検索サイトでWeb検索を行うこともできる。
「例文」では、入力した単語を使った文例が表示される。単語は英語だけでなく、日本語を入力した場合でも、その訳語を使用した例文が表示されるようになっている。
「翻訳」では、Googleの翻訳機能を使ったオンライン翻訳を利用できる。テキストボックスに入力された文章を翻訳できるほか、WebページのURLからページ全体を翻訳することも可能(結果はブラウザ上に表示される)。翻訳の方向は、英語→日本語、日本語→英語、中国語→日本語、日本語→中国語から指定できる。
ブラウザやその他のアプリケーションで表示されるテキストに対しても、辞書検索(マウスオン辞書)や翻訳(ハイライト翻訳)を行える。ユーザがマウスでテキスト上をポイントすると、単語を認識して意味をポップアップ表示し、テキストを選択した場合は、文章が翻訳・表示されるようになっている(初期状態ではマウスオン辞書機能のみ有効となっている)。
苦手な単語を登録しておける「単語帳」も用意されている。単語の表示形式は、一覧形式とカード形式から選択することが可能。単語を追加する際には、「キングソフト辞書」本体と連携して発音記号や意味が登録される。登録した単語は「ラーニングバー」と呼ばれる小さなウィンドウにテロップ形式で表示させることができるほか、テスト用の問題として使うこともできる。
設定画面では、辞書の表示スタイルを選んだり、マウスオン辞書のON/OFFを【Shift】/【Ctrl】キーとの組み合わせで行えるようにカスタマイズしたりできる。