「Lunascape 5」は、高い操作性と多彩な機能で定評のある「Lunascape」シリーズの新バージョン。世界で初めて3種類のレンダリングエンジンを使い分けられるようになったことが特徴。さらに、JavaScriptの高速動作も実現。さまざまなWebサイトをストレスなく閲覧できる。Webサイトごとのセキュリティ設定やマウスジェスチャ、スキンによる外観の変更、blog閲覧用モードなど、実に数多くの機能を備えている。

新バージョン「5」の最大の特徴は、Internet Explorerのエンジン「Trident」、Firefoxなどが使う「Gecko」の従来からの2エンジンに加え、Google Chromeに採用される「WebKit」も利用できるようになったこと。3種類のレンダリングエンジンのいずれかを通常利用のエンジンに設定できるだけでなく、Webサイトの表示中にエンジンを切り替えることも可能。自動エンジン切り替え機能もあり、使うエンジンをWebサイトごとに登録すれば、自動的にエンジンが切り替えられた上で、ページを閲覧できるようになる。

快適なWebブラウジングを実現する機能は、従来バージョン同様の充実ぶり。ツールバーの「検索バー」では、GoogleやYahoo! Japanなどのネット検索をはじめ、辞書、地図、路線、株価、ショッピングなどの検索を関連サイトで行うことが可能。マウスジェスチャ機能には、戻る/進むなどのよく使う操作のほか、キャッシュ/Cookieの削除、セキュリティ設定といった操作も割り当てられる。さらに、RSSティッカーをタブの右側に表示させて新着記事をチェックしたり、サイドバーからお気に入りのblogやニュースを開いたりすることも可能だ。

セキュリティ関連機能では、画像の表示や動画/音楽の再生、スクリプトの実行、ActiveXのダウンロード/実行などを個別に設定することが可能。リンクから別ページに移動する際に、これらのセキュリティ設定を引き継ぐかどうかも設定できる。ポップアップの抑止やURL/タイトルによるページブロックなどの機能も用意されている。

プラグインによる機能拡張やデザインスキンの変更にも対応する。作者であるLunascape社のホームページから、プラグインやデザインスキンをダウンロードして利用できる。スクリプトやブックマークレットはあらかじめ多数のものが登録されており、インストール後、すぐに使えるようになっている。

そのほかにも、

• 入力中のフォームを誤って閉じてしまったときなどに復元できる「フォーム入力保護」機能
• 表示中ページの「キャプチャ」機能
• Internet Explorer、Firefox、Operaなどのブラウザから設定を引き継げるインポート機能

もうひとつの特徴が、JavaScriptの動作が非常に高速になったこと。ベンチマークテストではInternet Explorer 8の約4倍（Geckoエンジン利用時）という数値も出ているそうだ。実感としてそれだけの差を感じられるとは限らないが、やたらとJavaScriptを使いたがるWebサイトが多い中（そのことがよいか悪いかは別にして）、ストレスのないWebブラウジングのためには、無視できない要素といえる。

ブラウザとしての基本性能、多彩な機能は、従前から定評のあるところで、もはや言うまでもない。デザインを重視したい人にも満足できるスキンも多数、用意されている。これまでInternet Explorerしか使ったことのない人は、ぜひとも試してほしい。

最大の特徴は、

1. 世界最速クラスのJavaScript実行速度
   フリーメール、SNSやSaaS、Webアプリなどを高速処理
2. 世界初のトリプルレンダリングエンジン
   Firefox、Google Chrome、Internet Explorerのエンジンを搭載。それらのブラウザが持つ表示能力・速度などの特徴を網羅する、世界で最も対応力の高いブラウザ
3. デザイン・カスタマイズの高い自由度
   200種類以上のスキンデザインで、ブラウザを自由に彩れます