パソコンで再生された音を取り込んで編集できるオーディオレコーダ。SkypeなどのIP電話ソフトやWindows Live Messengerでの通話を録音することも可能。「超驚録」は、オーディオファイルの録音や編集、再生を簡単な操作で行えるソフト。WAV/WMA/MP3などのオーディオファイルを読み込んで連続再生したり、プレイリストを作成して保存したりできるほか、マイクやスピーカなどのソースを選んで録音することもできる。新たにリリースされた上位版「超驚録+」(プラス)ではリモート録音機能が追加され、ネットワーク経由で他のパソコンの音を転送し、リアルタイムで録音やモニタリングを行えるようになった。
リモート録音機能は、複数台のパソコンに「超驚録+」がインストールされている場合、異なるパソコン上での音を録音できるもの。「送信」「受信」の各機能があり、「送信」で相手のコンピュータ名またはIPアドレスを指定すると、再生中の音が相手のパソコンに送られる仕組み。「受信」では、「送信」を使って送られてくる音声を確認し、録音を行える。これにより、送信側のパソコンで再生中の音やSkype、Windows Live Messengerなどの通話を受信側のパソコンで録音することができる。
録音が終了する(または既存のオーディオファイルを開く)と画面に波形が表示され、再生や巻き戻し、一時停止などを行えるほか、切り取り、コピー、挿入といった編集操作も行える。さらには、元の音声と重ね合わせて合成する「マージ」や空白の挿入、前後の無音を削除なども可能。ファイル全体や選択範囲に対して「ボリューム調節」「フェードイン」「フェードアウト」「フランジャー/コーラス」「ディレイ」「ピッチシフト」「再生時間の圧縮/伸張」などの効果を加えることもできる。
録音したファイルを分割保存することで、ドライブの空き容量ギリギリまで録音することも可能。録音設定では、録音分割時間を1分〜200分の間で指定できる。指定した時間だけ録音を行えるタイマ録音機能も備えている。
対応するファイル形式はWAV/MP3/WMA/MOV(MOV形式の利用にはQuickTimeが必要)。取り込んだオーディオファイルからCDを作成することも可能。音楽CDから取り込んだオーディオファイルをWAV/MP3/WMA/MOV形式で保存することもできる。
タスクトレイに常駐する「超驚録+マネージャ」からは、録音を実行できるほか、CDの取り込みやプレイリストの選択などの操作も行える。