取り込んだ画像のファイル保存や印刷、さらにはメールでの送信やFTPによる転送なども行える高機能キャプチャソフト。「EasyShot」は、ウィンドウやデスクトップなどを画像データとして取り込めるキャプチャソフト。タスクトレイに常駐し、ホットキーですばやく画面を取り込んで保存したり、印刷を行ったりすることが可能。ファイルの保存はBMP/JPEG/PNG/GIFの各形式で行える。スケジュール機能により、指定間隔や指定時刻に自動実行させることも可能。壁紙の切り替え機能も備えている。
利用できるキャプチャ方法(範囲)は、
- フルスクリーン
- アクティブウィンドウ
- アクティブクライアント(ウィンドウから開かれるダイアログなど)
- 矩形選択
の4種類。キャプチャ画像の色数(True Color(32ビット)〜16色/モノクロ)や伸縮率(10〜400%)を指定できるほか、画面上のマウスポインタやメニュー、ツールバーを含めるかどうかを指定することもできる。ホットキーの押下からキャプチャ実行までの時間を遅らせる「遅延キャプチャ」機能もある。遅延時間は最短1秒から最長999秒の範囲で設定することが可能だ。4種類のキャプチャ範囲は、それぞれ異なるホットキーに割り当てることができる。初期状態では【PrintScreen】と【Shift】/【Ctrl】/【Alt】の各特殊キーとの組み合わせが登録されているが、組み合わせはユーザが自由にカスタマイズできる。コンビネーションではなく、【F1】などの単独キーに割り当てることも可能だ。
大きな特徴は、1回のホットキー操作で画像のキャプチャからそのまま次の処理を実行できること。選択できるキャプチャ後の処理内容は、
- 印刷する
- メールで送信する
- ファイルに保存する
- FTPで転送する
- クリップボードにコピーする
の5種類で、(1)あらかじめ選択しておいた処理をホットキーで即時に実行するか、(2)キャプチャ後に選択ダイアログを表示させ、その場で処理を指定するか、のいずれかで操作できるようになっている。保存時の画像ファイル名は、あらかじめ設定した「共通名称」+タグ(年/月/日/時/分/秒および「通し番号」「制御文字」)によって自動生成される(共通名およびタグの順序は任意に設定できる)。ファイル保存後に、別アプリケーションで自動的にキャプチャ画像を開かせることも可能。Windowsで関連付けされたアプリケーションまたは任意のアプリケーションを指定できる。特定時間のキャプチャを予約できるスケジュール機能もある。指定した間隔(1分単位)と時間範囲で、一定のインターバルで連続して画面表示がキャプチャされる。時間範囲は開始/終了日時または(当日の)開始/終了時刻のいずれかで指定することが可能だ。
印刷では、用紙の余白(上/下/左/右)や配置(横/縦の揃え位置)などを設定できるほか、ヘッダまたはフッタにデータ(日付/時刻/ユーザ名/ページ番号など)を印刷することもできる。メール送信は、Outlook Express 6に加え、MAPIに対応したメールソフトで利用できる。
そのほか、壁紙チェンジャ機能もある。あらかじめ設定しておいた複数の画像ファイルを用いて、指定の時間間隔で壁紙を切り替えられる。配置方法は、中央/並べる/拡大のいずれかで設定できる。