パソコンで再生された音声を録音することもできる“高音質音楽プレイヤー”。プレイリストによる再生やリピート/ランダム再生、さらには語学学習に便利な区間リピート再生や再生速度の調節も可能。「ALSong」は、パソコン上の音楽ファイルやインターネット音楽放送の再生・受信を楽しむことのできる音楽プレイヤー。音楽ファイルやプレイリストへの対応に加え、オリジナルのアルバムを作成したり、オリジナルの音楽放送を作成したりといったことも可能。立体音響やライブなどの効果を適用できる「高音質サウンド効果」機能も用意されている。
画面は、コンパクトな操作コンソール(メイン画面)に加え、プレイリスト、曲の演奏に同期して歌詞を表示する「シンク歌詞」、音質を調整する10バンドのイコライザなどで構成され、個別に表示/非表示を切り替えることができる。メイン画面を最小化した場合はタスクトレイに格納され、タスクトレイメニューから操作することもできる。タスクバーに「リモコン」ツールバーを表示させ、再生や停止などの操作も行える。(「シンク歌詞」のほかに)デスクトップに曲名と歌詞を表示させることもでき、再生・停止や前後の曲への移動などの操作を行える。
音楽ファイルを開いたり、フォルダ単位で選択したりするとプレイリストに登録され、「1曲リピート」「全曲リピート」「再生中の曲が入っているフォルダ内のみを全曲リピート」などの再生方法を選べる。プレイリスト内にフォルダを作成してリストをより細かく編集したり、プレイリスト内の曲名を検索したりといったことも可能だ。
オリジナルのアルバムを作成することもできる。アルバムは、プレイリスト(音楽ファイルを単独で登録してもよい)とアルバム名やコメント、画像などをセットにしてファイル化したもの。アルバム名や曲名一覧とともに好みの画像やコメントを表示しながら、登録した曲を再生してくれる。
さらに、シンク歌詞の編集機能、IDタグの表示・編集機能、立体音響やライブなどの効果を適用できる「高音質サウンド効果」機能、再生速度や音程の調整機能もある。指定したポイント間を繰り返し再生できる「A-B リピート」機能もあり、語学学習に便利なだ。
インターネット音楽放送の受信や「音楽放送」機能によるオリジナル音楽番組の制作・配信も可能。Ver.1.9 beta1では、パソコンで再生される音をそのまま録音できる機能が追加され、オリジナルの音楽番組を制作して、SHOUTcastで放送することもできる。
再生可能な形式は、MP3/MPGA/OGG/WAV/WMA/CDA/APE/FLACなど。プレイリストはオリジナルのALS形式(*.ASL)のほか、M3U/PLS形式にも対応する。
設定により、キーボードショートカットのカスタマイズや、スキン/カラーテーマによる外観のカスタマイズなども行える。一定時間経過後にシステムを終了したり、節電モードに切り替えたりできる電源管理機能もある。