複数のフォルダ/ドライブを対象とした一括検索や、アーカイブ(書庫)ファイル内の検索なども可能なファイル検索ソフト。「みやさ〜ち【ファイル検索】」は、ローカルパソコンやネットワーク上の共有フォルダ内のファイルを検索できるソフト。検索結果はリストで表示され、リストから関連付けをもとにファイルを開けるほか、ファイルを含むフォルダを開いたり、ファイルを削除したりといった操作を行うことも可能。検索条件としてファイルサイズや日付を指定したり、検索結果をテキストファイルとして保存したりもできる。
メイン画面は、コンボボックスの配置されたツールバーに加え、「検索場所」「オプション1」「オプション2」「検索結果」の各タブ画面が用意されたシンプルなデザイン。検索を行うには、コンボボックスにファイル名を入力し、「検索場所」で検索範囲を指定すればよい。ファイル名の指定にはワイルドカードを使用できるほか、複数の名前をセミコロンで区切って指定することもできる。
検索範囲の指定では、さらに「フォルダ」「ドライブ」「複数」のオプションも利用できる。「複数」を選んだ場合は、異なるドライブ/フォルダを対象に一括検索を行うことが可能。登録したドライブ/フォルダは「みやさ〜ち【ファイル検索】」を再起動した場合でも保持され、再設定の手間が省ける。
検索の結果、見つかったファイルは「検索結果」にリスト形式で表示される。リストには保存先のフォルダやファイル名のほか、 ファイルサイズや更新日時、属性などが表示される。 それぞれの見出しをクリックすることで、リストを並べ替えることも可能。検索結果自体をテキスト形式のファイルとして保存することもできる。1件ごとに改行されたオーソドックスなテキスト形式か、項目ごとにカンマで区切られたCSV形式かを選べる。
検索結果をダブルクリックすることで、関連付けにもとづいてアプリケーションを起動し、ファイルを開くことが可能。コンテキスト(右クリック)メニューからは、保存先のフォルダを開いたり、ファイルを削除したりすることもできる。検索結果リストは初期化しない限り、次の検索実行後も表示されるので、OR検索のような使い方もできる。
オプションでは、検索のたびに自動でリストを初期化するように設定できるほか、サブフォルダ内の検索の有無、検索対象外フォルダの指定、ファイルサイズや日付による条件設定、検索中のウィンドウの最小化や検索終了時の通知方法などを設定できるようになっている。アーカイバ用のDLLファイルを用意すれば、LZH/ZIP/ARJ/TAR/CAB/ISHなどのアーカイブファイル内の検索も可能。検索結果一覧では同じアーカイブ内のファイル一覧を表示させることもできる。アーカイブファイル自体を検索した場合は、アーカイブを展開(解凍)することも可能だ。
「みやさ〜ち【ファイル検索】」自体の環境設定では、デスクトップにショートカットアイコンを作成したり、エクスプローラのコンテキストメニューに検索用項目を追加したりすることもできる。