「Shelf's MemoNavi」は、「ファイルの添付」「付箋表示」「しおりの挿入」「目次作成」「検索」など、多数の便利な機能が搭載されたメモソフト。メモの内容は自動保存されるため、ユーザが保存操作を行う必要はない。

特徴のひとつが“ページ型”であること。ページの切り替えは、メイン画面下部のボタンで行える。メモにはテキストを入力できるほか、クリップボード経由で画像を貼り付けたり、ファイル/フォルダをドラッグ＆ドロップで添付したりすることも可能。フォント/フォントサイズの指定やページ全体のズームもできる。

テキストは、強調したい部分にマーカーを引いたり、行単位で左寄せ/中央寄せ/右寄せしたりすることが可能。クリッカブルURL/メールアドレスに対応し、テキスト内のURLをマウスクリックで開いたり、「mailto:<メールアドレス>」として、メールソフトからメールの送信を行ったりもできる。さらに、日付や定型文（最大5個）を挿入する機能もある。

ページにしおりを付けたり、ページの内容を付箋にしてデスクトップに貼り付けたりといったことも可能。ページに見出しを付けることもできる。付箋には、

• 見出しの設定
• 整列や一括移動
• サイズと位置の固定

メモ全体を対象とした検索機能もある。検索は別ウィンドウで行い、検索結果は付箋やしおり、添付ファイルの有無とあわせて、該当ページがリスト表示される。また、メモ帳の先頭（0ページ）には自動的に目次が生成され、目次から項目をクリックすることで、当該ページにジャンプできるようになっている。表示順は降順/昇順を指定できるほか、ユーザが自分で順序を決めることも可能だ。

そのほかにも、

• メイン画面のフレーム色の指定
• 実行ファイル（MemoNavi.exe）を含めたバックアップ
• 印刷

メモ帳としてもよくできたソフトだが、付箋紙ソフトとして使ってもよい。付箋紙機能がなかなかなのだ。付箋に表示されるのはメモ中のテキスト部分だけだが、URLはちゃんとリンク文字として表示される。また、添付ファイルが保存されているフォルダを開く機能があるので、そこからファイルを開くことも可能だ（添付ファイルが保存されているフォルダは、元の保存フォルダではなく、「Shelf's MemoNavi」用のページごとに作られるフォルダ。したがって添付ファイルだけが格納されている）。

タスクトレイに常駐させることができるが、筆者は常駐させることをお勧めする（初期状態では、常駐する設定になっていない）。常駐させておけば、付箋だけを表示させておくこともできるし、「『Shelf's MemoNavi』を開いていても、タスクバーに表示されないと」いう仕様になっているので、タスクトレイアイコンがあった方が何かと便利だ。

開発中に苦労した点
ひと目でメモソフトだとわかるようにデザインしましたが、サイズ変更にともなう処理の作成が、思った以上に地道な作業で、大変でした。また、操作がシンプルに感じられるように、メイン画面のボタン数を抑えるように注意しました。

ユーザにお勧めする使い方
よく使うメモには付箋やしおりで目印を付け、忘れたメモはキーワードで検索するような使い方がお勧めです。また、画像の貼り付け、ファイルの添付、ラインマーカー機能も便利で、お勧めです。

今後のバージョンアップ予定
当面は不具合への対応を中心に、バージョンアップを行いたいと思います。