デジカメ写真を素材に、柔らかな絵画調の画像を生成できる画像フィルタソフト。タブを切り替えるだけで5パターンの異なる変換画像を確認し、保存できる。「Comfort」は、読み込んだ画像を自動的に処理し、絵画調の穏やかな印象を持つ「画質」に変換できるフィルタソフト。画像周囲のぼかしや切り取り、画像へのテキスト挿入(オーバープリント)も可能。市販のデジタルフォトフレームに合わせた画像を簡単に作れる。作成した画像を順番に閲覧できるスライドショウ機能も備える。対応する画像形式はJPEG/BMP/GIF/TIFF/PNG。さらに、ファイルの読み込みではEMF/WMF/ICO形式にも対応する。
メイン画面は、変換後の画像を確認できるプレビューエリアを中心に、原画像の表示エリア、画像情報の表示エリアおよび操作ボタンで構成される。画像情報で表示されるのはファイル名、フォーマット(画像形式)、カラー、サイズ、作成日時といった項目。画像はドラッグ&ドロップで読み込ませることが可能。複数の画像ファイルを含むフォルダをドラッグ&ドロップし、一括で読み込ませることもできる。
用意された「画質(フィルタ)」は、
- フォーカスの甘い、ぼやけた画像になる「柔らか」
- 細部がつぶれて、油絵のような画像になる「油絵風」
- 透明度の高い(淡い)、水彩画のような画像になる「水彩風」
- 表面のざらついた、色鉛筆画のような画像になる「色鉛筆」
- 全面セピア調のモノトーン画像になる「復古調」
の5種類。画質の微調整機能もあり、フィルタの効果をそれぞれ3段階(強/中/弱)で設定できるようになっている。変換後のサイズは、128×128〜1024×768pixelの範囲(10段階)から選べる。原画像と縦横比が異なる場合は、
- 短辺に合わせて長辺側をカットする「枠にあわせて切り落とす」
- 長辺に合わせて短辺側に余白を追加する「枠をはみださない」
のいずれかの処理を選択することが可能だ。縁取り(枠設定)機能もあり、画像の四辺に「周囲のぼかし」「楕円形切り取り」「楕円形切り取り+周囲のぼかし」「角丸四角形」の各効果を加えることが可能。画像をデジタルフォトフレームなどで表示した際の印象を変えることができる。さらに、画像をぼかした周辺部に現われる背景色(地の色)を設定することも可能だ。
画像へのテキスト挿入は「メモ」または「テキスト」で行える。「メモ」は、1行テキストのことで、挿入位置は画面の下辺となる(左/中/右を指定できる)。「テキスト」では、複数行のテキスト(ブロック)を挿入することが可能。挿入位置は上/中/下と左/中/右を組み合わせた9ヵ所から選択できる。
画像はフルスクリーンやスライドショウで閲覧することも可能。スライドショウ実行時の表示画質や表示順、表示間隔はユーザが設定できる。