落ちこぼれの魔法使い「メルー」を操り、ステージ上に散らばった宝石を集めて回るパズルゲーム。自分の左右に岩を出現させる魔法を唯一の武器に、魔物の追跡を逃れたり、宝石にたどり着くための足場を作ったりしながら、ステージクリアを目指す。唯一使える魔法を駆使して、宝石にされてしまったクラスメートを助け出せ
「Magical Jewelry メルーの冒険」は、シンプルなルールながら、非常に難易度の高いアクションパズルゲーム。魔物の登場しない純粋な思考パズルのステージと、魔物が登場するアクション要素の強いステージの2種類を楽しめるのが特徴。用意されたステージは計100面。ステージエディタを使って、オリジナルのステージを作成することもできる。
ゲームの主人公は、魔法修道院に通う落ちこぼれの魔法使い「メルー」。メルーが使えるのは、岩を作り出す「ストーン」という、初歩中の初歩の魔法ただひとつ。それでもメルーは、悪い魔女によって宝石にされ、連れ去られてしまったクラスメイトと先生を救い出すため、魔女の住む西の山へと向かうことを決意する……。
ステージ数は全部で100面(別に練習用ステージが10面用意されている。内蔵のステージエディタを使ってオリジナルステージを作成することも可能)。ステージは5面ごとに扉で区切られ、指定された数のステージをクリアしないと、次の扉を開けることはできない。ただし、指定された数さえクリアできれば、やり残しのステージがあってもよい上、ステージをクリアした順番も問われない。プレイヤーの得意な、または好きなステージからチャレンジすることができる。
たとえ間違った場所に岩を出現させても、直前の1個だけは取り消せる
操作は、キーボードまたはジョイパッドで行う。【←】/【→】キーでメルーを左右に移動させ、【↑】/【↓】キーでハシゴを上り下りさせる。メルーはジャンプすることができないため、段差を上ったり、足場のないところを飛び越えたりすることはできない。その代わり、飛び下りるのはどんな高いところからでも大丈夫だ。
ストーンの魔法には【Z】/【X】キーを使う。これでメルーの左右に岩を作り出すことができる。ただし、ハシゴや宝石、魔法陣のある場所に作ることはできない。間違った場所に岩を出現させてしまった場合は、直前に作った1個だけは【BackSpace】キーで取り消すことができる。ただし、一度でもメルーが上に乗ってしまったり、魔物が触れてしまったりした岩は取り消すことができない。メルーにはこのほかに、出現させた岩を消す手段はない。岩を出現させたり、その岩に乗ったりする前には十分な注意が必要だ。
ゲーム開始時点でのメルーの残り人数は10人。魔物に触れてしまったり、手順を間違えてギブアップしたりすると1人失う。ただし、ステージクリアの状況などはオートセーブされ、たとえ残り人数が0になり、ゲームオーバーになってしまっても、その続きからゲームを開始したり、コンティニューしたりできるようになっている。
時には魔物を上手に操り、行く手をふさぐ邪魔な岩を消滅させよう
パズルの基本的なルールはシンプルだ。ステージ上に散らばっているすべての宝石を集めることができればステージクリア。岩を使って足場を作り、ジャンプできないメルーをいかに宝石のところまでたどり着かせるかがゲームのポイントとなる。
ゲームを進める上でやっかいなのが「魔法陣」の存在。魔法陣には「大」「小」の2種類があり、どちらも魔力を打ち消す効果がある。特に魔法陣(大)は効果が非常に強く、これがある場所には岩を作り出すことができない。ただし、メルー自身にはなんら影響を及ぼさないので、その場所を通ることは自由にできる。魔法陣(小)の魔力を打ち消す効果は弱く、この場所に岩を作り出すことはできる。しかし、時間が経つと岩にヒビが入って崩れ、消えてしまう。崩れる前にすばやく目的の作業を済ませてしまう必要がある。
ステージによっては、魔女の使い魔である犬の姿をした魔物が登場する。魔物はメルーの上下左右の動きに合わせて動作し、どこまでもしつこく追いかけてくる。しかも、岩を消してしまう能力まで備えている。ただし、メルーより移動速度は遅く、頭はあまりよくない。岩を消すとそれで満足してしまい、来た方向に戻ってしまう習性もある。なかには、この魔物の能力を利用して、メルーの行く手を阻む岩を取り除かなくてはクリアできないステージが存在する。