悪魔のもとで奴隷のように働く人々を助けるために戦う青年が主人公のRPG。青年たちの希望にあふれたストーリーが展開する。すべては悪魔を倒し、自由と平和を取り戻すため
「Fallen snow」は、悪魔に見張られ続け、従わなければ殺される──そうした“絶望に支配された”世界が舞台のRPG。人々は絶大な力を誇る悪魔のもとで、奴隷のような生活を強いられていた。主人公「ライト」(名称変更可能)も、悪魔に支配された「労働の村」で虫けらのようにこき使われていた。
ある日、ライトの母親が悪魔に暴行され、「あきらめてはならない、常に希望を抱きなさい」という言葉を残して息を引き取ってしまう。ライトは世の中に絶望し、自暴自棄になるが、そんなライトの前に「シアン」という青年が現れる。シアンは、自らを「悪魔の支配から自由を取り戻すために戦っている希士(きし)」と説明し、ライトに一緒に戦おうと持ちかける。一度はシアンの誘いを断ったライトだが、希士たちが集うアジトに連れて行かれ、指導者「マゼンダ」と出会うことで、まだ世界に「希望」が残っていることを知る。マゼンダに、悪魔と対等に戦うことができる「戦うチカラ」を引き出されたライトは、世界を絶望から救うため、悪魔と戦う決意をする。
こうしてライトは、希士を捜し出す能力を持つシアン、かつてはある城の兵士で真面目な剣士の「コバルト」、コバルトの弟でマゼンダの側近「セルリ」、強力な魔力を操る元弾唱詩人「オリーブ」といった仲間とともに、悪魔を倒すために冒険に乗り出す。
作業的なレベル上げは不要!? ストレスなしの快適戦闘で悪魔を蹴散らせ
戦闘はシンボルエンカウント方式。ダンジョンなどのマップ上に存在する悪魔に触れることで、ターン制のバトルがはじまる。ただし、悪魔との触れ方によって、バトルの開始状況は変わってくる。悪魔に背中から触れられた場合は不意打ちとなり、戦闘開始1ターンは攻撃されるのみ。プレイヤーキャラは身動きが取れない。しかし、敵に向かって攻撃を仕掛け、先制攻撃が成功すると、戦闘開始1ターンは主人公側のみが攻撃できるようになる。悪魔と接触するタイミングが重要となるので、敵と遭遇した際は慎重に行動したい。
主人公たちの強さを決めるのは「希望」の力だ。各キャラクタのレベルは、ストーリーやイベントによって自動的に上下する。レベル上げのための作業的な戦闘をする必要はない。また、特定のイベントやカジノ内で遊べるスロット、カード、ダーツといったミニゲームをクリアすると、レベルが高くなる。
戦闘では「攻撃」「特殊技」「防御」「道具」の各コマンドを使用する。特殊技では、「SP」(スキルポイント)を使って強力な攻撃技や補助系の技を放つことが可能。戦闘開始時はSPが0だが、戦闘がはじまるとターンごとに徐々に回復する。回復量は敵や装備によって変化する。強力な技ほど多くのSPが必要で、「どの技をいつ使うか」のタイミングが重要となる。特殊技をうまく使いこなせば、ラスボスを一撃で倒すことも可能だ。
特殊技や特定のキャラクタには、属性を持つものが存在する。属性には「火」「氷」「風」「土」「無」があり、同じ属性ならば威力は下がり、相反する属性ならば威力は高まる。火と水、風と土はそれぞれ相反する属性となり、「無」のみ対応する属性が存在しない。なかには2種類の属性を持つ敵キャラクタもいるので、注意が必要だ。