キー入力ですばやくファイル/フォルダを開けるようにしてくれるソフト。「cftl」は、キー入力主体の操作でファイル/フォルダにすばやくアクセスできるようにしてくれるソフト。普段は時刻が表示されている超コンパクトサイズの入力ボックスに、ファイル/フォルダのパスをキー入力することで、フォルダツリーなどを操作することなく、直接アクセスできるようになる。インクリメンタルサーチで候補を絞り込む補完機能をはじめ、検索機能やお気に入り登録機能などで、効率よく目的のファイル/フォルダにアクセスすることが可能だ。
使い方は簡単。目的のファイル/フォルダのパスをボックスに入力して【Enter】キーを押すと、ファイルの場合は関連付けされたアプリケーションを起動してファイルが開かれ、フォルダの場合にはエクスプローラが起動してフォルダが開かれる仕組み。
入力ボックスには補完機能があり、例えばドライブ名の文字(CやDなど)を入力した時点でルートフォルダ直下のファイルやフォルダ名の一覧をリスト形式で表示される。リストからカーソルキーと【Enter】キーで項目を選択することも可能(その後【Enter】キーを押すことで、ファイル/フォルダが開かれる)。補完機能は文字を入力するたびに働くため、数文字入力するだけで目的のファイル/フォルダを絞り込めるようになっている。
フォルダ名を入力した状態から末尾に「¥」記号を追加すると、当該フォルダ内のファイルが一覧表示される。また、パスの途中で「|」記号を入力すると、それ以後の文字が検索語となり、ファイル名の検索などを行える。検索にはワイルドカードを利用することも可能だ。
入力ボックスでは、パス以外にキーボードショートカットを入力することも可能。さまざまなリストを呼び出すことができる。
- お気に入り:よく使うフォルダやファイルを登録したリストを呼び出す
- デフォルトサーチ:よく検索を行うフォルダを登録しておき、検索結果をリストで表示する
- 登録アプリ:アプリケーションを登録したリストを表示し、そこから選択したアプリケーションに対し、ボックスに入力されているパスを渡す
- 組み込みコマンド:「cftl」の終了やトレイアイコンへの格納などの組み込みコマンド一覧を表示する
- 実行履歴:実行(アクセス)したパスの履歴リストを開く
- 検索結果:オプションで検索結果を保存するように設定している場合に、その結果をリストとして表示する
さらにキーボードショートカットでは、リストの表示以外にもボックス内の全文字列の選択やコピー/切り取り、ボックス内の文字列のクリアなどの操作も行える。アプリケーションやお気に入りなどのリスト項目を登録するには、配布アーカイブに同梱されているSetDlg.exeという設定専用ツールを使う。SetDlg.exeでは、リストの作成以外にも、キーボードショートカットのカスタマイズ、リストの表示色の変更、ボックスの表示位置やサイズの設定などを行える。
ローマ字入力で日本語をインクリメンタルサーチするためのライブラリ「C/Migemo」にも対応している。