クリップボード上のテキストを加工できるソフト。そのままファイルに書き出すことも可能。「ClipboardProcessor」は、クリップボード上の文字列に対して、行頭や行末に特定文字を付加したり、シングルクォーテーションで囲んだりといった処理を行えるソフト。可能な処理のそれぞれにホットキーが割り当てられ、すばやく加工を行えるのが特徴。
「ClipboardProcessor」で行えるのは、
- 行頭へのコメントアウト文字(「'」「#」「//」)の挿入
- 行頭と行末へのクォーテーション(「'」「"」「()」「<>」)の挿入
- 行頭または行末へのカンマ「,」の挿入
- タブのシングルクォーテーションとカンマ「','」への置換
- 複数行に改行されてしまったパスを1行に修正
- クリップボードの内容の1行ずつの取り出し
- コピーしたファイルからのファイル名の取得
- コピーしたファイル名からのファイルの取得
- クリップボードの内容のファイルへの出力
といった処理。挿入系のコマンドでは、挿入文字を取り除くことも可能だ。「複数行に改行されてしまったパスを1行に修正」は、メールの文中などに挿入されたリンクなどがメールソフトやメールサーバによって複数行に改行されてしまった場合に、改行を取り除いて元の形に復元できるもの。「クリップボードの内容の1行ずつの取り出し」では、複数行にわたるコピーを1行ずつ取り出して、個別に貼り付けられるようにしてくれる。
「コピーしたファイルからのファイル名の取得」は、エクスプローラなどでコピーしたファイルの名前をクリップボードに格納するもので、「ファイル名のみ」「絶対パス」「ネットワークドライブをUNC表記に変換」して取得できる。「コピーしたファイル名からのファイルの取得」は、文字列としてコピーした絶対パスのファイル名からファイル本体を取得するもの。エクスプローラなどを使って任意のフォルダに貼り付けることができる。
「クリップボードの内容のファイルへの出力」の出力先は「ClipboardProcessor」の作業フォルダ。出力先を変更したい場合は、「ClipboardProcessor」のショートカットを作り、ショートカットのプロパティから作業フォルダを変更すればよい。