「アナログ時計DX」は、デスクトップに置けるシンプルな時計ソフト。一般的な3針（時/分/秒）のアナログ時計で、文字盤には月/日と時刻も表示される。表示位置の移動や文字盤サイズの拡大・縮小は、マウスのドラッグ操作で簡単に行える。時報やアラームの通知時に指定のファイルを再生できるほか、音声ファイルの再生にも対応し、簡易オーディオプレイヤーとしても利用できる。パソコン内蔵時計の時刻合わせ機能もある。

文字盤のデザインや時計の動作は、好みで変更することが可能。時計の枠や時/分/秒針の色、目盛の表示（5分ごとか1分ごとか）、日付や時刻の表示の有無などを設定できる。秒針は表示の有無を指定できるほか、スムーズ運針にすることも可能だ。

アラーム機能、時報機能では、画面に表示されるバルーンヘルプとサウンドとで通知してくれる。設定できるアラームは最大20件まで。時報は毎正時に加え、最大10件までの任意時刻を登録できるようになっている。アラーム、時報とも、個別のサウンドファイルを登録することで、時刻によって異なるサウンドを再生させることが可能。WAV/WMA/MP3/MIDI形式のサウンドファイルを利用できる。バルーンヘルプ表示のみの「ラーメンタイマー」（3分/4分/5分）も用意されている。

プレイリスト機能も備え、好きな曲を登録して、オーディオプレイヤーのように利用できる。連続再生かランダム再生かを選択できるほか、繰り返し再生や、再生中に任意の位置へ移動するシーク機能を利用することも可能だ（専用ダイアログのスライドバーを使う）。ひとつのプレイリストには最大20ファイルを登録することが可能。プレイリストは10件まで作成できる。

アラームや時報はあらかじめ複数を設定しておき、「アラームオン」のチェックを利用して、平日用と週末用とで使い分けることもできるだろう。また、筆者のように一日中パソコンの前で作業をしている人であれば、アラームにお気に入りのメロディ（2〜3分間ほどの長めのサウンドファイル）を設定しておき、この音楽が流れたらパソコンの作業を止めてひと休みするとか、曲に合わせてストレッチするという使い方もよさそうだ。

時計ソフトとしていろいろと付加機能を追加しています。音楽再生機能は他の時計ソフトにはないので、新規に追加しました。勉強を兼ねて作ったアナログ時計ソフトがいつの間にか、このような形になりました。

開発中に苦労した点
アラーム音声、時報音声、音楽の再生を同時に行えるようにするために、MCIコマンドのプログラミングをいろいろと試行錯誤しました。うまく同時再生できるまで大変でした。

ユーザにお勧めする使い方
アラーム、時報等の機能を自由にカスタマイズして使っていただければと思います。時報のサウンド（WAV）は私のホームページにいくつか公開しております。オーディオプレイヤーの機能もあるので、よかったら使ってみてください。

今後のバージョンアップ予定
細かいマイナーバージョンアップは比較的短い間隔で行っております。時計ソフトの機能追加等の要望がありましたら、遠慮なくメールをください。できる限り対応を行いたいと思っています。