「NetworkTODO」は、登録ユーザ間で仕事を依頼したり、各ユーザの仕事の進捗状況を確認したりすることができる“共有型仕事管理ソフト”。自分が抱えている仕事や、他人に依頼した仕事の状況をパソコンで確認できる。1グループにつき5ユーザまでは無料で利用することが可能（6ユーザ以上で使用する場合は別途、有料ライセンスが必要）。

利用するには、アプリケーションのインストール後、管理者としての登録と実際に利用するユーザの登録を行う必要がある。まず、管理者登録を行ってアカウントが発行されたら、そのアカウントでWebサイトの管理者画面にログインし、ユーザの登録を行う。ユーザを登録すると、登録されたユーザにメールが届く仕組み。メールに記載されたグループ名、アカウント、パスワードを設定することで、「NetworkTODO」を利用できるようになる。

メイン画面には、

• 自分が行う仕事
• 自分が依頼した仕事
• ユーザーリスト

仕事の依頼が終わると「自分が行う仕事」「自分が依頼した仕事」に、割り当てた仕事のリストが表示される。リストでは進捗状況や締め切りの日時を確認できる。リストをダブルクリックすることで編集画面が開き、内容の編集・修正を行える。リストの内容は定期的に自動更新されるほか、手動で更新することも可能。常に最新の状況を確認できるようになっている。

仕事を依頼されたときや閉め切りが過ぎたとき、仕事の完了を確認したときなどには音声メッセージが流れ、さらに電子メールなどでの通知も行われる。

仕事の依頼や確認を電子メールで行っていると、依頼した内容や返信が仕事以外のメールに紛れてわかりづらくなるのは避けられないが、「NetworkTODO」ならそういう心配もなく、簡単に確認できる。ただし、他のユーザと直接メッセージをやり取りすることは想定されていないので、電子メールや電話などとの併用が前提となる。

5名までの利用は無料ということもあり、ビジネス用途だけでなく、特定のオフィスを持たない趣味のサークルや団体などでも手軽に利用できるのは魅力。操作は簡単で、最初のユーザアカウント設定だけやってあげれば、あとはあまりパソコン慣れしていない人でも問題なく使えるだろう。

音声テーマには「妹」や「ツンデレ」といったものが随時追加されており、単なるビジネスソフトのような堅さはない（ボイスが追加されたバージョンは、作者のホームページからダウンロードできる（10月1日現在））。ひょっとしたら将来、「執事」「メイド」「イケメンホスト」といったテーマが追加されるのかもしれない。そうなったら、いっそのこと外観もスキン対応にして、いろいろなキャラクタが登場するようになるとおもしろいかも。

このツールでは、特にタスク管理用のアラート機能が充実しています。事前に設定した締切時間、想定作業時間から逆算された作業開始のアラートや締切超過、締切超過タスクの集積時の警告をメール、音声、デスクトップメッセージの3種類の方法で通知します。こうすることで、仕事を“うっかり”忘れてしまうというリスクを限りなくゼロに近づけることが可能となっています。アラートの音声は、通常の秘書タイプのものから、いもうと、ドS、ツンデレと、好みに応じた複数のパターンを用意。締切超過をさせないためにわざと恥ずかしい音声に設定しておく、という利用法もアリです。

もちろん、仕事（タスク）はグループのメンバーすべてで共有され、作業内容はもちろん、優先度や締切日時、想定作業時間などを細かく設定することが可能となっていますので、仕事（タスク）の割り振りだけでなく、業務進捗管理までもこのシステムひとつで行うことができます。

「NetworkTODO」は、1グループ5ユーザまでは無料でご利用可能となっています。利用できる機能は有料版と違いはありませんので、少人数の部署や小規模のプロジェクトチームなどであれば、十分に対応できる機能を持っています。ぜひ、お試しください。