イベント発生までの残り時間や指定時刻からの経過時間を表示してくれる、コンパクトな時計ソフト。「TimClock」は、時間の“経過”や“残り”を計測できるユニークな時計ソフト。イベントを登録したタイムテーブルを作成しておくことで、指定時刻からの経過時間や残り時間などが表示される。アラームやパソコン内蔵時計の時刻合わせなどの機能も搭載する。背景色やフォント、枠線の有無、時計の表示形式などをカスタマイズすることも可能。
使い方は簡単。タイムテーブルにイベントの発生時刻と名称を登録するだけでよい。これだけで「現在時刻」を基準にして「経過時間」「残り時間」が計測され、時計ウィンドウ上に表示される。計測対象のイベントを選択(限定)することも可能で、特定のイベントのみの合計時間を「実質時間」として計測できる。計測できるのは、
- ××から:前の「区切時刻」から現在までの経過時間
- ××まで:現在から次の「区切時刻」までの残り時間
- 経過時間:最初の「区切時刻」からの総経過時間
- 残り時間:最後の「区切時刻」までの総残り時間
- 経過実質:選択されたイベントの合計時間のうち、経過した時間
- 残り実質:選択されたイベントの合計時間のうち、残りの時間
- 時間消化率:それぞれの合計時間の消化率
例えば、開始・終了予定のあるスケジュールであれば、開始時刻をイベントA、終了時刻をイベントBと設定しておくことで、イベントの経過時間を「Aから現在」として、また残り時間を「現在からB」として計測できる。タイムテーブルは複数を作成し、切り替えて利用することが可能。曜日(月〜日および祝日)別に使用するタイムテーブルを指定することも可能だ。メイン画面(時計ウィンドウ)は、付箋風のコンパクトなデザイン。計測時間のほか、現在の月/日/曜日および時/分が表示される。表示場所は任意位置(座標)に設定できる。ウィンドウの横幅や枠線、背景の色や半透明化、グラデーション、さらにはフォント、日付、時刻の書式などを細かくカスタマイズすることも可能だ。
アラーム機能もある。ウィンドウの色反転やサウンドにより、イベントの時刻を通知してくれる。サウンドは、Windowsのシステム音(ビープ/チャイム)のほか、任意の音声ファイルを使用することが可能。サウンドの再生は、1回または連続(回数を指定。0で無限回)のいずれかを選択できる。
そのほかにも、起動時または指定時刻にインターネットのNTPサーバにアクセスし、自動的に時刻合わせをする機能などを備えている。