最大で味方21体、敵30体の計51体による大規模タクティカルバトルが展開されるシミュレーションRPG。大好きだった幼なじみと再会した日、家族が帝国軍に殺された
「-新説-UPRISING」は、チーム単位の戦闘をベースにしたシミュレーションRPG。鋼の力によって大地と海と空を支配したといわれる古代文明の崩壊から1500年後。世界にたったひとつしか存在しない大陸の、北東部一帯を支配する「カルセドニア」帝国の辺境に小さな町「ミゾット」がゲームの舞台。主人公「リディア=ローラン」は、父、母、妹とともにミゾットで暮らしていた。リディアは、鍛冶屋の息子「アラン」や青年魔導師「ジャスティン」、少女剣士「マリア」、狩人見習いの青年「レイアン」、レイアンの妹「ミリア」といった仲間に囲まれながら、平和な生活を送っていた。
ある日、アランに町外れの広場へ呼び出されたリディアは、アランから「好きだ」と告げられる。しかし彼女は、幼なじみで、いまは離れて暮らしている「ライオス」のことを忘れられずにいた。複雑な気持ちを抱えながら、アランからの好意を断ったリディアは、家へと帰るため、広場をあとにする。ところが帰宅途中、帝国軍の軍人に襲われる。軍人たちから逃げつつ、急いで自宅へと向かったリディアは、そこで両親が殺される現場を目撃する。
愛する家族を失い、悲しみに暮れるリディア。追ってきた軍人たちに殺されそうになるが、間一髪のところを突然現れた青年に助けられる。彼こそが、幼いころに想いを寄せていたライオスだった……。
若き暗黒皇帝の野望を打ち砕くため、仲間とともに少女は立ち上がる
ミゾットの住人の多くが殺された中、ライオスや数人の仲間たちと辛うじて逃げ延びることができたリディア。今回の虐殺事件の真相を確かめ、横暴な国を変えるために革命を起こすことを決意し、信頼できる仲間たちと、帝都「キルナス」を目指すことに。
一方、帝国では、軍の部隊を率いて戦っている神父「ゼロ」が、他国と戦争をはじめようとしている皇帝に苦言を呈していた。戦争よりも国内の治安回復を最優先し、帝国内を脅かす魔族の制圧を勧めるゼロ。しかし皇帝は、ゼロに「帝国に対してテロ活動を画策したミゾットの住人の生き残り」であるリディアの討伐を命じる。こうして、のちに「救世者」と呼ばれるリディア=ローランの波乱に満ちた変革の旅がはじまる。
戦闘は集団戦を基本としたタクティカルシミュレーションバトル
タクティカルバトルが採用された戦闘パートの特徴は、ユニット単位ではなく、チーム単位で進行してゆくこと。最大で味方3チーム21体、敵30体が同時に戦うことになる。味方のチームは基本的に7体からなる。万能(リーダー)1体、魔導師1体、剣士2体、槍使い1体、弓使い2体というメンバー構成。敵と味方の単体同士の強さを比較すると、ほぼ同等か敵の方が強く、1対1で対峙した場合は、勝てる見込みはほとんどない。そのため、チームによる集団戦を基本とした戦術・戦略が重要となる。
バトルで最も重要なのが、TCA(Team Conbination Attack)と呼ばれるチーム連携攻撃。「同じチームで同じ敵を連続して攻撃すると、攻撃力と命中率が上昇する」というシステムで、物理攻撃だけでなく、魔法攻撃もTCAに組み込むことができる。1チーム7体のため、最大7TCAまで連携を重ねることが可能だ。
「武器」「鎧」「魔石・護符」といった装備品は、ユニットごとではなく、チームごとの共通となる。装備品は、町の鍛冶屋でレベルアップさせることが可能。どれかひとつに特化して強化しても、バランスよくレベルを上げてもよい。