地下深く掘り進みながらレベルを上げ、モンスターを倒してゆく、懐かしい雰囲気のRPG。伝説の勇者「アレックス」となり、大魔神に襲われた島の民を救え
「魔界伝説I」は、「大魔神」に支配されたとある島が舞台の冒険RPG。島の長老によれば、大魔神は島の若者をさらっては食べてしまうという。島には「いつか不幸に見舞われたとき、伝説の勇者が現れる。その勇者は南から来る」という言い伝えがあった。
ある日、島をひとりの若者が訪れる。彼の名は「アレックス」。大魔神を倒すためにやって来たこの物語の主人公だ。アレックスは、同じく大魔神討伐を志す英雄「アイザック」、“伝説の英雄”を名乗る海賊「ゴンザレス」、闘技場のモンスターを倒して賞金稼ぎをしている「けんじろう」、いざというとき頼りになる剣士「マイケル」、魔術に長けたおてんばの魔法使い「ヘレン」といった、さまざまな仲間たちと出会う。互いに協力し、時には反目し合いながら、魔神を倒すために魔界の奥深くまで突き進んでゆく……。
魔界への入り口は島の北西にある修道院。乗り込む前に戦う準備を
魔界との接点は、島の北西にある井戸。ここからいつでも魔界へ乗り込むことができる。魔界へ出かける前には、島の街で準備を整えることが必要。戦いに必要な装備は「武器屋」「兜屋」「盾屋」などで揃う。ほかにも「アイテム屋」「薬屋」などがあり、火炎瓶などの過激なアイテムを売っている「工作兵器屋」という風変わりな店もある。
回復の場となる「宿屋」は、なぜか満室のことが多い。ケガの治療や死者の復活は、島の北東に位置する「塔」で行える。基本的に有料で、死者復活の際にはあるアイテムが必要となる。
そのほかにも、モンスターと対戦して勝てば賞金がもらえる「闘技場」や、利息が高く、一攫千金を狙える(?)「銀行」、さまざまな人と出会える「飲み屋」などがある。特に「飲み屋」では、運命的な出会いが待っていることもあるので、できるだけ足を運び、客と会話を交わしたい。
大魔神を倒すまでに立ちはだかる4人の敵
戦闘パートは「RPGツクール 2000」のシステムを使用したスタンダードなもの。プレイヤー自身が攻撃方法を指定できるほか、オートコマンドも用意されている。仲間になったばかりで、味方の戦い方をまだ把握できていないときは、オートコマンドを活用して、どう攻めたら効果的かを知ることができる。
魔界では、さまざまな場所にアイテムやゲームを進めるためのヒントが隠されている。一度探したところでも、二度三度と探すうちに見つかる場合もあるので、根気よく探索したい。また、魔界には何ヵ所かに扉があり、カギで開けることができる。カギは魔界内に落ちている場合もあれば、誰かが持っている場合もある。
ラスボスの大魔神と戦うまでに倒さなければならない主な敵は4人。「四天王」と呼ばれる「前衛将軍」「中衛将軍」「後衛将軍」「第六天魔王」だ。「前衛将軍」に遭遇するためには、地下7階にいるモンスターと6回戦わなければならない。この敵は一度倒しても仕返しに現れるので、何度も倒すことになる。
「中衛将軍」はモンスターたちに人気があり、強い部下を連れて出てくる。遭遇するには、ある予言書を二つ読む必要がある。攻撃力と防御力に優れた「後衛将軍」に遭遇するには、あるアイテムを持っていなければならない。「第六天魔王」は、強力な魔力の持ち主。ダメージを与えることも難しい。武器と魔法を合わせて、効果的にひたすら戦うしかない。
魔界には1ヵ所だけ脱出できる場所が用意されている。魔王と遭遇できなかった場合は、脱出口を見つけてうまく逃げよう。