ソフトを開発しようと思った動機、背景
「C-SWAT」は2年前、情報流出が相次いで起きたころに思いつき、開発したソフトです。暗号化ソフトは「最初のうちは使っていても、そのうち暗号化が面倒になり、結局使わなくなってしまう」という私自身の体験をもとに制作しました。ユーザにお勧めする使い方
機密情報はもちろんのこと、他人には見せられないようなアレなファイルも暗号化しちゃいましょう(笑)。複数のファイルを一括して暗号化・復号化できる「復号ファイルリスト」を扱う機能が付いているので、複数のファイルをまとめて扱いたいときには、ぜひとも有効活用してください。
開発に苦労した点・今後の課題
開発で苦労した点といえば、やはり「ファイルの使用終了を検知する」ことです。基本的な方針は「開きたいファイルのパスをアプリケーションに渡して起動させ、アプリケーションが終了したら暗号化する」というものなのですが、これだけだとうまくいかないアプリケーションもあり、対応するのには苦労しました。現在でもすべてのアプリケーションに対応できていないので、対応するアプリケーションを増やしてゆくのが今後の課題です。
また、暗号化・復号化の速度を向上させることにも苦労しました。現在でもそこそこの速度は出ていますが、まだまだ改善の余地があるので、今後改善してゆきたいです。
そのほか
Ver.1系列ではプログラミング技術が未熟で、Rijndaelのコーディングが正しくないという致命的なミスを犯してしまいましたが、その反省を踏まえ、Ver.2では暗号化チェッカを付属するなど、さらなる信頼を得られるよう努力しております。ソースと仕様も公開しており、ユーザのみなさま自身で安全性を確認できるようにしています。
(Orios)