80種類以上の画像形式に対応するマルチメディアファイル管理・再生ソフト。DirectShowコーデックを利用して、動画ファイルを再生することも可能。「MME Super(MultiMedia Expression Super)」は、マルチメディアファイルの閲覧から加工、印刷までを行えるメディア管理ソフト。データをカタログ化することにより、次回以降の表示を高速化する。本体だけで80種類以上(56拡張子)の画像形式に対応するほか、Susie Plug-inに対応し、プラグインを導入することで対応形式を増やせる。さらに、統合アーカイバプロジェクト仕様のDLLを利用して、アーカイブファイル内のマルチメディアデータを表示・再生することもできる。
メイン画面は、フォルダツリー、サムネイル表示エリア、画像テーブルからなる3ペイン構成。フォルダを選択するとメディアファイルが読み込まれ、サムネイルが表示される。サムネイル一覧は「カタログ」として自動的に保存され、次回以降のアクセス時にはカタログを利用することで、高速に表示される仕組み。カタログはタブ形式で表示され、フォルダを選択するたびに新しいタブが開かれる。カタログ化されたデータは、ファイル名や拡張子、ピクセル数などを条件に検索することが可能。条件にマッチした画像は、「抽出結果」として新しいタブに表示される。個々のファイルやカタログ自体にメモを追加するといったこともできる。
カタログ上のサムネイルをクリックとビューア画面が開き、同時にサムネイルの縮小イメージが画像テーブルに表示される。ビューアは複数を開くことが可能で、画像テーブル上の縮小イメージをクリックすることで、画面を切り替えられる。ビューアには編集機能もあり、回転や反転のほか、他の画像とつなぎ合わせたり、3Dボタン風に加工したりといった処理を行うことが可能。また、EffectMixer機能を利用すれば、リサイズやシャープネス、コントラスト調整など、計35種類の処理を組み合わせて実行することができる。
カタログの表示形式は「標準サムネイル」「ファイルリスト」「ファイル情報」(サムネイル+ファイル情報)などの形式に切り替えることができる。ファイルリストの場合は、ファイル名をマウスでポイントすると、サムネイルがポップアップ表示される。
印刷機能では、選択した画像の印刷はもちろん、複数の画像をまとめて1枚の用紙に印刷する「コンタクトシート印刷」や、複数の画像を自由に配置できる「フリーレイアウト印刷」なども行える。
そのほかにも、
- 画像の壁紙化
- スライドショウ表示
- 選択した複数の画像の連番リネーム
- クリップボードに転送された画像の指定フォルダでの自動保存
などの機能を備えている。