ファイル/フォルダを暗号化&圧縮するためのソフト。自己解凍(展開)型アーカイブを作成することもできる。「Safe Melt 32」は、独自の圧縮形式を採用した圧縮・解凍ソフト。主に「自己解凍型アーカイブによる圧縮・解凍」という使われ方が想定されているが、自己解凍型でないアーカイブファイル(独自形式)を生成することも可能だ。
圧縮するファイル/フォルダの指定は、メイン画面の「追加」ボタンか、メイン画面またはショートカットアイコンへのドラッグ&ドロップで行える。圧縮時には、解凍に必要なパスワードを設定できるほか、解凍時に表示されるメッセージを設定することも可能。解凍後に自動的に開くファイルを指定することもできる。
選択できるできる圧縮ファイルの形式は「コンソール」「GUI」「分割」の3種類。コンソール形式は、解凍操作をコマンドプロンプト(いわゆるDOS窓)で行うもの。「(自己解凍型の場合に)ファイルサイズが小さい」「日本語以外のWindowsでも解凍ができる」といったメリットがある。GUI形式では、通常のウィンドウを使って解凍する。
分割形式では、大きなサイズのファイルをいくつかに分割して圧縮することが可能。「フロッピー分割」「サイズを指定して分割」の2種類の方法が用意されている。分割されたファイルには自動的に連番が付加され、解凍時には自動的に結合される。
圧縮ファイルは、
- 自己解凍型のEXE形式
- 自己解凍型でないSM32形式
のいずれかを指定できる。SM32形式の場合は、解凍時に「Safe Melt 32」が必要となる。そのほか、解凍時にファイルサイズや内容を圧縮時と比較し、異なる場合は警告を発して解凍を拒否するといった、ファイルの自己診断機能も備えている。