「Trayzer」は、タイトルバーをホイールクリックするだけで、当該アプリケーションのウィンドウをタスクトレイに格納できる常駐ソフト。アプリケーション自体に常駐機能がなく、通常はタスクトレイに入ることのないウィンドウでも、タスクトレイに格納できる。ウィンドウを最前面表示したり、透明化したりする機能もある。

ウィンドウをタスクトレイに入れる方法は、

• 格納したいアプリケーションのタイトルバーをホイールクリックする
• メイン画面から操作する

メイン画面の「ウィンドウ一覧」タブには、その時点で開かれているアプリケーションがリスト表示される。一覧から格納したいアプリケーションを右クリックし、コンテキストメニューから「タスクトレイに入れる」を選択することで、ウィンドウがタスクトレイに格納される仕組み。一度タスクトレイに入れると、以後はウィンドウの最小化時にはタスクトレイに入るようになる。同様の操作で「常に最前面に表示する」「透明度変更」（10％刻み）も行える。

ウィンドウ制御を自動実行する機能もある。アプリケーションを「自動ウィンドウ制御」に登録すると、「タスクトレイに入れる」「最前面化」「透明度」などの設定が行われた状態でアプリケーションを起動できるようになる。

タスクトレイへの格納だけでなく、最前面表示や透明度といった需要が高いであろう機能を備えているのもうれしいし、操作も簡単だ。最前面表示や透明度をいじる必要がないのであれば、格納したいウィンドウをホイールクリックするだけでよい。

メイン画面からの操作もしやすい。「こうすればこうなるだろう」という予想通りの操作性になっていて、何も説明されなくてもすぐに使える。何よりソフト全体のバランスが絶妙で、足りないところもなければ、余計なものもついていない。手軽に使える、ちょっと気の利いたものが好きな筆者としては、大変に気に入ったソフトだ。

ユーザにお勧めする使い方
タスクトレイに収納する機能以外にも、自動で透明度変更やウィンドウの最前面化するなどの機能があるので、ぜひ使ってみてください。

今後のバージョンアップ予定
当面はバグなどの修正をしてゆくつもりです。またみなさんの要望などもなるべく取り入れてゆこうと思っています。