3人の幼稚園児がそれぞれの特技を生かしながら、夢の世界と現実の世界を交互に行き来する冒険RPG。人々に悪夢を見せてエネルギーを奪う「ムーマ」の魔の手から家族を救い出せ!「NURSERY2」は、夢の世界と現実の世界を行き来する幼稚園児を主人公にした、ユニークなRPG。主人公となる4歳の男の子(名前はプレイヤーが付ける)は、事故で数ヵ月間眠り続けていたが、退院するとすぐに、自宅のベランダで大きなほうき星を見る。それは、昼夜問わず見え続ける不思議なほうき星だった。
その夜、主人公は夢の世界の住人(ドリーマ)である「ダイロッカン」と出会い、「夢の入り口」の存在を知る。ダイロッカンに導かれ、夢の世界のルールを覚えてゆく中で、父親がアクムの生き物「ムーマ」の手で「アクム」を見せられていることを知る。
アクムを見せられている人間は精神的に弱ってゆき、ひどいときには死んでしまうこともある。父親を救うため、主人公はダイロッカンと力を合わせてムーマと戦う。こうして主人公とムーマらとの夢と現実を巻き込んだ激しい戦いの幕が切って落とされた。
はじめのうち、主人公の仲間はダイロッカンのみ。しかし、幼稚園に転入してきた女の子をいじめっ子から助ける中、夢の中でムーマと戦うことのできる仲間が二人増える。去年まで同じクラスだった大工の息子「直線イッチョク」と、転入生で大麦製パンの社長令嬢「大麦セカレ」だ。こうして、夢の世界の住人「ドリーマ」で夢占い師のダイロッカン、さまざまものをヒントに、次々と新たなモノマネ技を開発する主人公、大工道具を使った大工技が得意なイッチョク、次々と幽霊を仲間にして霊媒技を身につけることのできるセカレの4人のチームが完成する。
ゲームの舞台となるのは、主人公たちが住む夢見町とその隣にある戸成町(となりまち)。ただし、夢の世界には「キオクのカベ」があり、仲間の誰一人として記憶にない場所には行くことができない。夢の中で行動するには、必ずその場所を現実世界で経験しておく必要がある。
夢の世界では、主人公たちは、持ちものを使って行動する「アクション」と、「モノマネ」「大工」「霊媒」といった「とくしゅ」技を身につけことができる。
アクションは、冒険の中で手に入れた「目覚まし時計」や「メス」、大工道具などを使って、寝ている人を起こしたり、物を切ったり、壊れている物を修理したりと、戦闘以外の場面で役立つ技。キャンセル(【C】/【X】/【Esc】など)キーで「なかま」画面を開いてアクションをセットし、対象に向かった状態で決定(【Z】/【Enter】)キーを押すことで使える。
とくしゅ技はすべて、敵との戦闘において威力を発揮する。使うには、技ごとに定められたMPが必要。回復系のとくしゅ技は、戦闘時以外にも、仲間のHPの回復に使える。
HPやMPは、お菓子やパンを食べても回復する。主人公たちは現実世界ではお金を1円も持たないが、夢の世界では冒険の中で手に入れたさまざまな種類の石を「質屋」で換金することが可能。得られたお金を使って、お菓子やパンを買うことができる。敵を倒したときに、パンが手に入ることもある。