「TBText」は、Webブラウザ風の機能を備えたシンプルなテキストエディタ。

• 同一ウィンドウ内のタブによる文書切り替え
• ブックマークによる文書読み込み
• アドレスバーによる文書ファイルのパス表示

タブ機能では、1ウィンドウ内で複数の文書を切り替えながら編集することが可能。ウィンドウを複数開くこともできる。タブで開いた文書を別のウィンドウに移動したり、新しいウィンドウで開たりといったことも可能だ。

画面上部にはアドレスバーが配され、文書を開くとファイルパスが表示される。さらに、アドレスバー右側のボタンをクリックすると、同一フォルダ内のファイルの一覧が表示され、選択した文書を開ける（新しいウィンドウで開く）。別フォルダに同名ファイルがあったとしても、パスが表示されているため、「いま、どのファイルを編集しているか」を確認しながら作業できる。

ブックマークは、文書ファイル名とパスを登録しておくことで、簡単にアクセスできるようにしてくれる。一般的なブラウザのように、ブックマークの一覧を表示したり、フォルダ管理をしたりすることもできる。

編集機能としては、

• カット/コピー/ペースト（貼り付け先の書式に合わせたテキストのみのペーストも可能）
• 直近の操作のUndo/Redo
• 検索・置換
• 自動スペルチェック
• 最近開いた文書の一覧表示からの文書オープン
• 印刷

Webブラウザなどでは「複数ウィンドウ派」か「タブ派」かに分かれるようだが、筆者はタブ派で、このインタフェースはとても快適だ。何よりもタブの装備により、デスクトップの占有面積が少なくて済むのが最大のメリットだ。

アドレスバーをフォルダへのパスとして利用するという発想もよい。筆者は通常文書ファイルをフォルダ単位で分類することが多いので、同種の文書にパスを使ってアクセスできるのは、非常に便利だ。

エディタとしての基本機能はきちんと押さえられており、使い勝手も合格点。コンパクトなエディタを探している人は、一度試してみてほしい。

また、Webサイトのメンテナンスなどでは、よく編集するファイルの多くは同じフォルダに入っているのではないかと考え、開いたファイルと同じフォルダにあるファイルを簡単に開ける機能を付けました。

いまのところテキストエディタとしての機能は最低限ですが、今後は編集機能についてもそれなりに強化したいと考えています。