ホットキー→英字キーの2アクションですばやくウィンドウを切り替えることが可能なユーティリティ。「窓替え」は、複数開かれたウィンドウの中から目的のものをアクティブにするためのウィンドウ切り替えソフト。一覧表示されたウィンドウリストから選択して切り替えられる。ホットキーでリストを呼び出し、あらかじめ設定された英字キーで切り替える仕組み。Windows標準の【Alt】+【Tab】に比べ、すばやく切り替えることが可能だ。実行ファイルの場合はファイル名の入力により、インクリメンタルサーチでウィンドウを指定することもできる。
起動してホットキー(初期設定で【Alt】+【Q】)を押すと、ウィンドウリストが表示される。各ウィンドウに割り当てられた英字キーを押すことで、目的のウィンドウに切り替わる仕組み。上下のカーソルキーでウィンドウを選択して【Enter】キーを押したり、マウスで選択したりすることでも切り替えられる。
ウィンドウに割り当てられる英字は「a-z」「A-Z」の計52個。a、b、c、d……の順に表示される。起動中は同じ英字が割り当てられるため、他のウィンドウを閉じても同じ英字キーで切り替えられる。英字を好みのものに変更することも可能。「ペイント」は「p」、「電卓」は「c」というように割り当てることができる。
インクリメンタルサーチを利用して、実行ファイル名(またはウィンドウタイトル)でウィンドウ切り替えを行うことも可能。例えば「メモ帳」に切り替える場合、動作モードを切り替えて「n」「o」「t」……と入力してゆき、「notepad.exe」がヒット時点で【Enter】キーを押せばよい(「C/Migemo」と「BREGEXP.DLL」を導入すれば、全角文字検索も行える)。
タスクトレイにはアイコンが常駐する。タスクトレイメニューから「選択ウィンドウの最小化」「選択ウィンドウを元に戻す」「全ウィンドウの最小化」「全ウィンドウを元に戻す」といった機能を利用することもできる。
そのほか、ウィンドウリストをタスクバーのすぐ上に表示する「ライン表示」に変更したり、ウィンドウリストの各項目に英字を表示しない「実行名リスト表示」に変更したりといったことも可能(実行名リスト表示を選択した場合は、英字キーによる切り替えはできなくなる)。INIファイルを編集することにより、ウィンドウ色や文字色、ライン表示位置やショートカットキーを変更することも可能だ。