「PicoPad for Windows」は、コマンド入力またはショートカットキー操作により、すばやくアイテムを開けるタスクトレイ常駐型のユーティリティ。アプリケーションの起動などのほか、数値演算やWindowsの終了/再起動など、よく使う操作を簡単にすばやく行うことができる。ウィンドウ（名画面）は“超小型”で、他の作業の邪魔にならない。

メイン画面は、1行表示のコンパクトなウィンドウ。コマンド入力により、さまざまな操作を行える。

• “フォルダ名”を入力：フォルダを開く
• “アプリケーション名”を入力：プログラムを起動
• “文書名”を入力：既定のアプリケーションから文書を開く
• “URL”を入力：ブラウザからWebページを開く
• “数式”を入力：数値の演算

充実した数値計算機能も備える。四則演算のほか、「rad（ラジアン）」「pi（パイ）」「sin/cos/tan」などの関数計算、変数を用いた演算、マクロ作成による任意の関数演算、10進数から2進数/16進数への変換などが可能。「文字」から、文字コード（16進数）への変換も行える。

エイリアス機能もある。ファイル/フォルダ、ショートカットなどを任意の名前で登録できる。例えば、アプリケーションや文書をエイリアス名として短い名前で登録しておくことで、より簡単に開くことができるようになる。

コマンド入力による操作は、ウィンドウ操作（だけ）に慣れた人には、とっつきにくいかもしれないが、DOS時代からのユーザにとってはなじみが深い。深い階層のフォルダにあるファイルにも、ウィンドウを開かずにダイレクトにアクセスできるので、慣れてくれば逆にスピーディになるはずだ。また、エイリアス登録をしておけば、少ないキーストロークで快適に実行できる。エイリアス登録操作も、対象ファイルをウィンドウへのドラッグ＆ドロップするだけと簡単だ。

個人的には、タスクトレイアイコンから、一発でWindowsの終了/再起動を行えることが、気に入った。使い慣れてくると、ますます便利できっと手離せなくなるに違いない。

今後のバージョンアップ予定
不具合が出た場合の対処を予定しています。