反重力マシンを操って、上下左右に複雑に曲がりくねったコースを駆け抜けるスピード感抜群のレーシングゲーム。「AceSpeeder!」は、現実ではあり得ない“超”立体的なコースと、反重力マシンならではの疾走感を楽しめる迫力満点のレーシングゲーム。途中にワープゾーンなども用意されたSF仕立てのコースを、地面からわずかに浮きながら疾走するマシンでゴールを目指す。レースに参加するのは、自機も入れて8台のマシン。規定の周回を回りながら、ベストラップと1位を狙う。操縦感覚はリアルで、非常にエキサイティングだ。
用意されたステージは全部で6面。1ステージは6コースからなる。マシンを途中でクラッシュさせずに、規定の周回を走ることができればコースクリア。6台のマシンが失われる前に、6コースを完走できればステージクリアとなり、次のステージにチャレンジできる。制限時間内に完走できなかった場合はタイムアウトとなり、残機を1台失う。
レースに使用するマシンは8種類から選べる。マシンはそれぞれ「SPEED」「STEER」「JUMP」の各パラメータを持ち、マシンによってパラメータが異なる。操作に慣れないうちは、「SPEED」と「JUMP」の値が低いマシンを選んだ方がよい。さもないとマシンをコントロールしきれずに、たちまちゲームオーバーになってしまう可能性が高い。慣れたあとはもちろん、すべてにおいてハイスペックなマシンを使用した方が有利なことは言うまでもない。
操作はキーボードとゲームコントローラに対応。キーボードの場合は【←】/【→】キーでハンドルを操作し、スペースキーか【Enter】キーでアクセルを開く。スピードを落としたいときは、アクセルを戻せばよい。
コースには、ところどころに黄色いボードが埋まっている。この上を通過すると、マシンを一時的に加速させることができる。また、坂道の頂上付近にあるボードを通過すれば、ジャンプすることも可能。長距離をジャンプすればタイムを稼げるが、一歩間違えればコースアウトする危険もある。コースアウトすると、マシンがクラッシュしてそのレースはそこで終了。残機を1台失う。
ワープゾーンや地面のない空中のコースにもコースアウトの危険がある。通常はコースの両サイドに壁があってコースアウトを防いでくれるが、コースによっては壁のない場所もある。ワープゾーンにコース中央から入った場合は、途中のルートが曲がっているように見えても余計なハンドル操作を行う必要はない。ゾーンの中で自動的に車体の向きが調整されて、出口まで運ばれる。ハンドルを操作するとかえって危険だ。
マシンクラッシュの要因はまだある。接触によるダメージだ。走行中にマシンが他のマシンや壁などに接触するとダメージを受け、画面右上にある紫色のゲージがダメージの度合いに応じて青くなる。すべて青くなってしまうとその場でクラッシュし、残機が1台減る。ステージによっては、少しでも左右に寄れば壁と接触してしまうほど狭隘なコースが長く続くこともあり、あっという間にかなりのダメージを蓄積してしまう。受けたダメージは、コースをクリアしてもそのまま次のコースに持ち越されるため、1台のマシンを長持ちさせるには、徹底して壁と接触しないコース取りをすることが重要だ。