タスク制御機能も備えたコマンドラインランチャ。Windows上のさまざまな作業を、統一されたキーボードオペレーションで実行できる。「ShellExecuter」は、キーボード入力により、さまざまな機能をすばやく呼び出すことのできるコマンドラインランチャ。アプリケーションの実行やタスク制御、ブラウザやメーラの起動、Web検索など、多彩な機能を備えている。
メイン画面は上から、
- ランチャ用リストボックス
- 入力テキストボックス
- タスク制御用リストボックス
の三つのパートに分かれている。常駐時にホットキー(初期設定は【無変換】)を押すことで、使いたいときにいつでも呼び出すことができる。操作の中心となるのは入力テキストボックス。Windowsの「ファイル名を指定して実行」と同様、入力テキストボックスに実行ファイルまたは関連付けされたファイルの名前を入力して【Enter】を押すことで、プログラムを実行させることができる。一度でも使用したプログラム/ファイルは履歴として登録され、次回テキストボックスにコマンドの一部を入力した際に、一致するものがランチャ用リストボックスに表示される。
文字列の先頭に「?」を付けたりすることで、検索エンジンを利用したWeb検索(初期設定ではGoogleを使用)を行うことも可能。URLを入力してWebブラウザを起動したり、メールアドレスを入力してメールソフトを起動したりすることもできる。
よく使うプログラムやファイルにわかりやすい別名を付けて登録し、別名で呼び出すことや、ホットキーを登録してすばやく呼び出すことも可能。ホットキーには【F2】から【F8】までのファンクションキーと、【Esc】を除くすべてのキーを利用できる。【Alt】/【Shift】/【Ctrl】/【Win】キーと組み合わせて指定することも可能だ。
タスク制御用リストボックスにはタスクバーと同様、現在実行中のプログラムがリスト表示される。目的のプログラムをカーソルキーで選択し、【Enter】を押すことでアクティブにできる(リストの横の数字を押してもよい)。また、選択して【Delete】で閉じることや、【BackSpace】で選択されてないものを一斉に閉じることも可能。プログラムは複数を選択できる。開いているプログラムをすべて閉じるには【Ctrl】+スペースキーを押せばよい。【F9】で、リスト上のアプリケーションを6個までデスクトップに並べることも可能だ。
ランチャ用リストボックスには、それまでに使用したコマンドのリストが表示される。【Shift】と同時に横の数字を入力することで、リストのコマンドをすばやく実行させることができる。
さらに、同梱の「EtcTool」を使用することで、
- Windowsのシャットダウン
- スクリーンセーバ起動
- Exe格納フォルダを開く
- ウィンドウの最前面表示や最大化
- クリップボードへの文字や日時のコピー
- タイマのセット
などを実行することも可能だ。