キーボード操作の利便性を向上するキーカスタマイズソフト。30種類を超える機能が用意されている。「秀Caps」は、キーの割り当てを変更してキーボードの操作性を向上させるユーティリティ。「Caps Lockを【英数】キーのみでONにする」「【Shift】を押さずにアンダーバー(_)を入力する」といったように、キー割り当てを便利にする機能が豊富に用意されている。Ver.8.8では、Windows Vistaの「開く」ダイアログボックスでタブストップしないようにする機能が追加された。
インストールすると、「スタートアップ」フォルダにショートカットが作成されてタスクトレイに常駐する。設定画面は、タスクトレイアイコンのメニューから開ける。選択できる機能は30以上。設定項目は「CapsLock」「カーソル移動」「日本語キー」「かな漢制御」「特別」「その他」に分類され、ユーザは必要な機能を選択して利用できる。
「CapsLock」では、Caps Lockやカナロックの状態を表示したり、【英数】を押すだけでCaps LockをON/OFFしたりするように指定できる。【Shift】+【A】〜【Z】でCaps Lockを解除したり、Caps Lockを【英数】でOFF、【Shift】+【英数】でONにしたりすることも可能だ。
「カーソル移動」では、キーリピート間隔を短くすることでカーソル移動を速くできる。遅延時間は30〜600ミリ秒、リピート間隔は30〜80ミリ秒の範囲で指定できる。カーソル移動の加速に加え、【Ctrl】+【A】〜【Z】も加速するように指定できる。
「日本語キー」では、【無変換】を押したときにかな漢字変換をONにしたり、【英数】を押したときにカナロックをOFFにしたりできる。【無変換】を押したときに、かなの状態をシフトする設定もあり、親指シフトの感覚で利用できるようにする。【ひらがな】/(左/右)【Alt】/(右)【Ctrl】/【変換】/【無変換】といったキーを、それぞれスペース/【カナ】/【漢字】など、好きなキーに変更することも可能だ。
そのほか、「かな漢制御」「特別」で用意されている機能として、
- 全角英数字入力モードのときにIMEを通さず直接入力する
- 各種アクション実行時(【Alt】/【Enter】/カーソルキーを押すなど)に変換途中の文字列を確定させる
- 【半角/全角】を【Esc】に変更
- 【Shift】を押さなくてもアンダーバー(_)を入力する
などがある。