国の英雄となり、大勢の敵を倒して進む一騎当千型のアクションRPG。敵を倒して得たポイントによって好みのステータスを強化する成長要素もある。「ゴルト戦記」は、RPGツクールXPをシステムベースとしながら、アクション要素をふんだんに採り入れたアクションRPG。主人公は、ソル国の軍部隊長「スシェルア」。プレイヤーはスシェルアを操り、ソル国を襲う「ルナ」の軍隊に対抗することになる。
ストーリーは全部で4章に分かれている。各章ごとに複数のステージを持つフィールドが用意され、章がスタートするとフィールドマップが示される。プレイヤーはマップ上を移動して、マップ内に配置されたステージを選択する。
各ステージでは、アクションによるバトルが繰り広げられる。勝利条件は「突破」と「殲滅」の2パターンがあり、ステージごとに決められている。「突破」は、ステージのゴール地点までたどり着けばステージクリア。「殲滅」は、ステージ上の敵すべてを倒す必要がある。ステージに突入すると敵のセリフが表示されるが、このときに文字が赤ければ「突破」、青ければ「殲滅」という具合に勝利条件を見分けられる。
各章の最終ステージにはボスが待ち構えている。最終ステージにたどり着くまでのルートが複数用意されているのが特徴で、ルートによっては踏むとダメージを受けるステージや敵の数が多いステージなどもあり、難易度の高いステージをクリアしなければならない。さらに、選択するルートによって新しいステージが現れるといったこともある。
任務は、すべてスシェルアが単独で遂行する。そのためステージでは、たったひとりのキャラを操って、大勢の敵を相手に戦うことになる。ステージによっては多数の敵に囲まれることもあるが、これらの敵をひとりで次々となぎ倒してゆく。この爽快感が「ゴルド戦記」の最大の魅力といえる。
スシェルアは、敵に触れるとダメージを受けてしまう。スシェルアの被ダメージ状況は、画面左下のコンディションバーの色で確認できる。バーが赤の状態で一定の攻撃を受けるとゲームオーバーだ。コンティニューは用意されていない。
スシェルアが使える攻撃のパターンは二つ。ひとつは【C】キーで繰り出せる剣攻撃で、スシェルアの前方にいる敵をなぎ払う。もうひとつは【Z】キーで発射する魔法弾で、遠くにいる敵も倒すことが可能。ただし、魔法弾はSPを消費するため、SPがなくなると弾を撃てなくなる。
敵を倒すと経験値が手に入り、一定の経験値を得るとレベルがアップする。ただし、レベルアップしてもステータスは変化しない。レベルは「ポイント」としてカウントされ、このポイントを消費することでステータスを強化する。
ステータスの強化は、マップ画面で【X】キーを押すと表示される「メニュー」から行える。強化できるのは、HP最大値、SP最大値、腕力、器用さの四つ。HPを大きくすれば敵に攻撃されても簡単には敗北せず、SPを強化すれば敵に近づくことなく魔法を大量に利用できる。効果はそれぞれ異なるので、プレイヤーの戦いのスタイルにあった強化をしたい。
章をクリアすると「出軍準備」が行える。出軍準備では、剣や防具といった装備品を購入できる。購入した装備品はメニュー画面で装備できる(自動では装備されない)ので、購入したものは忘れずに装着しておきたい。ただし、防御力だけはポイントで強化できず、装備品で補う必要がある。