複数ファイル/フォルダのタイムスタンプや属性を一括変更できるユーティリティ。画像に含まれるExif情報も変更できる。「EzFileAge」は、ファイル/フォルダの日時と属性などをまとめて変更できるソフト。起動後に表示されるウィンドウにファイル/フォルダをドロップすることで、「日時/属性の変更」ダイアログボックスが開いて項目を修正できる。ファイル/フォルダがあらかじめ関連付けられた状態で起動した場合は、直接「日時/属性の変更」が開く。
変更できる項目は、
- 日時:作成日時、更新日時、アクセス日時
- 属性:読み取り専用、隠しファイル、システムファイル、アーカイブ
- Exif:撮影日時、デジタル化日時、変更日時
など。変更したいファイル/フォルダをあらかじめ指定して、情報を修正すればよい。「日時の変更」では、作成日時、更新日時、アクセス日時をそれぞれ個別に変更できる。指定できる範囲は1752年9月14日から9999年12月31日まで。「作成日時を更新日時と合わせる」「更新日時をアクセス日時や撮影日時と合わせる」といったオプションもある。時刻を一発で「00:00:00」に指定するボタンも用意されている。
「属性」では、読取専用、隠しファイルなど四つの属性のON/OFFを切り替えられる。「Exif日時の変更」では、撮影日時、デジタル化日時、変更日時を指定できる。デジタル化日時や変更日時を撮影日時と合わせることも可能だ。
処理対象として複数ファイルを指定すると「複数のファイルをまとめて同一条件の日時属性に変更する」か、「ファイルごとに日時条件を指定する」かを選択できる。処理対象にフォルダを指定した場合は、フォルダ内のすべてのファイルの日時や属性をまとめて変更できるほか、ファイルは変更せずフォルダだけ日時や属性を変更するといったこともできる。フォルダ内の下層フォルダを処理対象とするかどうかを選択することも可能だ。
ファイル/フォルダの情報は、テキストファイルに保存したり、クリップボードへ書き出したりできる。「ファイル名」のほか、属性や日時など13種類の情報を書き出すことが可能で、項目ごとに「書き出す/書き出さない」を選択できる。あわせて「項目名」も書き出すオプションもある。
ネットワークドライブ上のフォルダは日時を変更できない。さらに、Windows 9xではフォルダの更新日時と作成日時を別々に変更できないという制限がある。