「xyslide」は、複数の画像を切り替えながら表示するスライドショウソフト。設定・操作ともに簡単で、はじめてでも戸惑うことなく使える。音声・字幕付きのスライドショウを作成できるほか、CD-Rなどのメディアにプログラムごと書き込んで、自動実行型のスライドショウを作成することも可能。画像はJPEG形式、BGMなどに使う音声ファイルはMP3形式に対応する。

操作は簡単。まず、再生したい画像/音声ファイルを、「xyslide」と同じフォルダ内のimg/bgmフォルダにコピーする。その上で「xyslide」を起動すると、画像が自動的に再生される。画像はエンドレスで再生されるので、スクリーンセーバの代わりとして活用することもできる。

再生中に画面をクリックすると、画面右下にメニューリストが表示される。メニューはコンパクトで、再生中に呼び出しても邪魔にならない程度の大きさ。メニューリストからは、

• 画像の切り替え（前画面/ジャンプ/次画面）
• 表示形式（原寸大表示、画像撮影日の表示/非表示など）
• 画像切り替え時間の調整（2/5/7/10秒から指定できる）
• BGMのON/OFF
• 音量調整
• 字幕設定（字幕の大きさ/字幕速度/字幕色）

画像ごとに字幕を表示させることも可能。画像データをコピーしたimgフォルダに、表示したい文字列が入力されたテキストファイルを用意すればよい。ファイル名は、画像ファイルと同じものにする必要がある。1画像あたり最大800バイト（全角400文字）までのテキストを表示させられる。

また、音声ファイルを使ってナレーションを入れたり、字幕を入れたりできるなど、「見せる」ということに関して、工夫できる余地を残してくれているのもうれしい。ユーザの工夫次第では、かなりいい演出効果となりそうだ。

起動後、サンプル画像と動画・音声を使った説明が表示される。こうした初心者に優しい配慮もうれしい。

開発に苦労した点
画像フォルダをサブフォルダに対応させるのに、ちょっと苦労しました。HSPに詳しい方には大したことではありませんが、小生はその方法に気づくのに時間が掛かりました。字幕をいかにちらつきなく、スムーズに流すかにも苦労しました。Ver.20061107の方法はベストではありませんが、HSPの仕様上現状で我慢です。もう少しスムーズにする方法があるのですが、余計なファイルをこれ以上増やしたくなかったのです。

ユーザにお勧めする使い方
もちろん、CDアルバムです。データファイルの編集次第では、同じ画像を何度も表示したり、表示順を任意に変えたりすることも可能です。また、奥の手を使えば、表示時間を画像ごとに変えることもできます。そんなこんなでプレゼン用のCDを作ることもできるかもしれません。みなさんの工夫で、それぞれお楽しみくだされば幸いです。小生はイベントごとにCDアルバムにしています。

今後のバージョンアップ予定
作りはじめて1年半で、思いつく機能はすべて実装しました。みなさんからのご意見・ご感想、バグ情報をもとに考えていきたいと思います。