強力なフィルタ・特殊効果機能を持つ画像加工ソフト。1,000種類を超えるエフェクト処理、マスク機能、カラーバランス調整など、レタッチ系の機能を豊富に揃えている。「One color change 3」は、豊富なレタッチ機能を備えた“フルカラー・ペイント・レタッチソフト”。ペイント系、レタッチ系のいずれの機能も基本的なものは、ひと通り揃う。対応する画像形式はBMP/DIB/GIF/JPEG/PNG。Susie Plug-inに対応し、プラグインを導入すれば、読み込める画像形式を増やすこともできる。
ペイント系の機能としては、
- 描画ツール(ブラシ、マーカー、マスク、にじみなど計7種)
- 矩形/楕円/直線の描画
- 塗りつぶし(単色、グラデーション、パターン)
- 文字スタンプの挿入
などがある。描画ツールでは「ペン先の形状」「透明度」「絵の具の塗り方」「色が重なったときの混合方法」などを指定できる。「マスク」では、「矩形」「楕円形」「フリーハンド」でマスクを描けるほか、同色の部分や近い色の部分をマスク化することも可能。マスクサイズの変更や輪郭のぼかし、マスク範囲の反転といった設定情報を保存しておくこともできる。フィルタには「シャープ」「スムーズ」「ノイズ除去」「イメージ調整」「赤目補正」の5種類がある。それぞれ「ペン先の形状」「シャープネスの効き方」などを細かく指定することが可能。「イメージ調整」では、ガンマやコントラスト、明度なども指定できる。フィルタ処理では、
- トーンカーブ
- イメージバランス(ガンマ、コントラスト、明度を総合的に調整)
- カラーバランス
- トーンバランス(RGBレベルの入出力を指定)
- チャンネルミックス(RGB各チャンネルの比率を調整)
がメインとなる。エフェクト機能も多彩だ。「放射ぼかし」「モーションブラー」といったおなじみの効果のほか、「画像全体に縁取りを付ける」「画像を変形させる」といったことも可能。「エッジ効果」「芸術効果」「絵画効果」など、複雑な処理を行う高度なものもある。パラメータ設定やテクスチャパターンをうまく組み合わせることで、特定の画材独特のタッチを表現することも可能だ。
キャンバス全体を変形させることもできる。キャンバスの「回転」「上下/左右反転」「せん断(斜め方向に変形させる)」などを行える。
そのほか、BMP形式の画像や文字イラストを元の画像に貼り付ける「マーク・スタンプ」、二つの画像にそれぞれエフェクト処理を行い、さらに二つの画像同士を合成する「フィルタ−ミックス」といった機能もある。