リアルな打撃オンリーの格闘ゲーム。不合理な技やあり得ない技はなく、実在する技のみを使える。「NAMAKO02」は、打撃技のみで敵と戦うユニークな2D格闘ゲーム。戦いの舞台となるのは、バーリトゥードのUFCで有名になったオクタゴン(八角形のリング)。6人のファイターが、実在する打撃系格闘技によって戦う。余分なストーリーや華美な演出はない。輪郭だけで描かれたシンプルなキャラが、リアルな動きで実在の技を繰り出し、ひたすら戦ってゆく。純粋に「格闘そのもののおもしろさ」を追求したゲームとなっている。
操作はゲームパッドで行う。キーボードを使うこともできるが、その場合Player2はマウスを併用して操作する。使用するのは十字キーと3個のボタン。【←】/【→】は、キャラの移動と攻撃時の技の指定を行う。【↑】は、各キャラの「構え」を切り替える。
第1ボタンは「ガード」に使用する。単独では上段をガードし、【↓】と併用すると中段をガードする。下段攻撃に対するガードはない。第2ボタンは左攻撃、第3ボタンは右攻撃となる。どちらも単独で使用できるほか、【←】/【→】と組み合わせたり、両方のボタンを組み合わせたりすることで、出す技を変えられる。上段・中段・下段のどこを攻撃するかは繰り出す技ごとに決まっており、狙うポイントだけを変えることはできない。
用意されたゲームモードは3種類。メインは、ひとり用の勝ち抜き戦「Single Mode(Tournament)」。残る二つはいずれも対戦相手を自由に選択できるモードで、ひとり用の「Single Mode(Free)」と二人プレイ用の「VS Mode」がある。
ゲームの難易度を選択することも可能。
- フライ級
- バンタム級(相手の体力・攻撃力が1.25倍)
- フェザー級(相手の体力・攻撃力が1.5倍)
- ライト級(相手の体力・攻撃力が1.75倍)
- ウェルター級(相手の体力・攻撃力が2倍)
の5階級から選べる。ゲーム画面には、各キャラにつき2種類のゲージが表示される。上のゲージは体力ゲージで、体力が0になるとダウンして負けとなる。一般的な格闘ゲームとは異なり、一度減っても時間とともに回復するが、回復する最大値は攻撃を受けるたびに減ってゆく。
下のゲージはスタミナゲージで、自分が攻撃を出すたびに減少する。0になると息が切れて攻撃できなくなる。体力と同様、時間が経つとともに回復する(ダメージ量にかかわらず常に最大値まで回復する)。
攻撃対象は上段(頭部)、中段(胴部)、下段(脚部)に分かれる。上段は、ヒットするとダメージは大きいが、体力回復の最大値を減らす度合いは少ない。中段は、与えるダメージは上段よりも小さいものの、体力回復の最大値を減らす度合いは大きい。下段はガードされることがないが、ヒット時のダメージは著しく小さい。体力回復の最大値を減らす度合いは、中段に次いで大きい。
攻撃中の相手に打撃をヒットさせた場合はカウンターとなる。相手の攻撃を中断させ、かつ相手にダメージを与えられる。ダメージ量は、相手の攻撃の「体重の掛け方」と当たったタイミングによって割り増しされる。攻撃には「攻撃終了後、すぐにコマンドを入れると、攻撃後のモーションがキャンセルされてコンビネーションとなる」ものもある。
ゲームに登場する6人のキャラが得意とする格闘技は、それぞれ「フルコンタクト空手」「ムエタイ」「ボクシング(ボクサー)」「ボクシング(ファイター)」「キックボクシング」「中国武術(八極拳と翻子拳)」。各キャラともに2種類の戦法が用意されており、【↑】キーで「構え」を変えることで、使用する戦法・技を切り替えられる。
フルスクリーン/ウィンドウ表示の切り替えや、ボタンコンフィグを行うこともできる。