多彩な武器を駆使して襲いくる敵と戦う、3D横スクロール型のシューティングゲーム。「GrowWing」は、さまざまなエフェクトを効果的に使ったリアルなグラフィックが特徴の3Dシューティングゲーム。プレイヤーのマシン環境に合わせて最適の映像表現が行われるよう、使用するエフェクトを細かく設定することが可能。
環境設定は、同梱の環境設定ツールで行う。スクリーンサイズは、640×480から1152×864まで4種類のサイズから選択することが可能。設定できるエフェクトは、影を付ける“Shadow”や霧を描く“Fog”のほか、キャラにハイライトを設定する“Specular”、カメラ位置から遠くなるほどぼかしが強くかかる“DepthOfField”など、全部で8項目(ShadowとFog以外の項目を有効にするためには、DirectX 9.0c対応のグラフィックボードが必要)。設定をボタンひとつで行えるAutoSetting機能もある。グラフィックの品質でLow/Middle/Highに分かれており、パソコンの性能に合わせて好みの品質を選択すればよい。
操作はキーボードとジョイパッドに対応。環境設定ツールから、使用するキーやボタンの割り当てを変更することも可能だ。
ゲームの内容は、戦闘機を使ったオーソドックスな横スクロールシューティング。ただし、使用できる武器の種類は実に豊富。基本となるのが「レーザー」「フォトン」「ランチャ」の3種類の武器だ。それぞれ異なる特性を持ち、状況に応じて使い分けることで威力を発揮する。
直進するタイプの「レーザー」は貫通力があり、ザコ敵との戦闘で重宝する。「フォトン」は、発射すると自動的に敵を追尾して攻撃してくれる。レベルが3になると、シールドも発生する。「ランチャ」は攻撃力が高く、装甲の硬い敵との戦いに欠かせない。
3種類の武器は【Z】キーで切り替えられる。使用できる武器は常にひとつだけ。「レーザーとランチャを同時に使う」といったことはできない。また、3種類のいずれの武器にも「高威力で射出数が少ない」ものと「低威力で射出数が多い」ものの2種類が用意されている。ゲーム開始前の武器選択画面で変更できる(プレイ中の変更はできない)。
敵を倒すと、文字が書かれたアイテムを落とすことがある。「P」の文字が描かれたパワーアップパーツでは、メインウェポンの武器レベルを上げられる。3種類の武器はそれぞれ、個別に最大レベル3までパワーアップすることが可能。「B」の付いたパワーアップパーツを取得すると以降、武器の射出時に「ボムショット」が斜め下方向に投下されるようになる。
メインウェポンを射出する際には、同時に機銃弾も自動発射される。機銃弾は威力が低く、敵本体を破壊する効果は期待できないが、敵の発射した小型ミサイルなどを迎撃することは可能。防御面では重宝する。
ほかにも、いわゆる“ため撃ち”ショットの「チャージショット」がある。【X】キーを押し続けることで画面下中央にある「チャージショットパワー」ゲージが充填され、ゲージが赤から青に変化すると発射できるようになる。チャージ中は攻撃ができなくなるため、使いどころの難しい武器だが、威力はかなりのもの。チャージ量が最大の時は高い貫通力を持つため、対ボス戦などで有効だ。