「シンプルチェック」は、指定URLの更新状況を高速にチェックし、Webへのアクセス環境を快適にしてくれるソフト。簡単な操作・設定で、日常的にアクセスするサイトの更新状況をチェックできる。ブラウザでページを開くことなく、更新の有無だけを瞬時にチェックすることが可能。プロキシにも対応し、LAN/イントラネット内から利用することもできる。

メイン画面は、チェック対象のリストと4個のツールボタンだけのシンプルな構成。リストに表示されるのは「タイトル」「更新日」「URL」の各項目。各ツールボタンでは、

• すべてチェック：リスト登録されたページを一括チェックする
• 追加：リストへのチェック対象の追加
• 編集：登録済み項目（タイトル/URL）の編集
• 削除：登録済み項目の削除

使い方は簡単だ。リストにWebページを登録し、「すべてチェック」ボタンを押せばよい。登録済みWebページへ一斉にアクセスし、更新が確認されると、背景がオレンジ色でハイライト表示される。Webページの登録は、ブラウザからのドラッグ＆ドロップで行うことが可能。このときタイトル（ページまたはサイトの名称）とURLが自動的に取得され、登録される。

登録済みのWebページをブラウザで開くことも可能。リストのダブルクリックでデフォルトのブラウザが起動して、当該ページが開かれる。あらかじめURLを登録しておくことで、更新チェックするページとは別のWebサイト（リンク先など）を開くことも可能だ。

「シンプルチェック」なら、まず更新の有無だけをチェックしておき、新規の内容を持つページだけをブラウザから開くという使い方ができるので、グンと効率が上がる。実際に「開く」（内容をダウンロード→画面表示する）分だけ時間が節約できるため、対象のWebページ数が多ければ多いほど、威力を発揮するはずだ。

シンプルさを極めたソフトで、使い勝手は申し分ないが、欲を言うと、ページ別の更新チェック機能、リストのソート（または手動による“並べ替え”）などができるともっと便利だと思った。

開発中に苦労した点
一番苦労したのは簡単でひと目でわかるような操作性にすること。そのためにできるだけ機能は絞りました。機能を絞る過程でさまざまなソフトウェアを研究し、「Webページ更新チェックソフトに必要なものは何か？」という問いに自分なりの答えが出せたと思います。また、チェックスピードや安定性といった品質にも気を配っています。

ユーザにお勧めする使い方
SafariからURLをドラッグ＆ドロップして、ページを更新リストに登録して使ってください。最近はblogの最新記事をRSSリーダで集めて読むのが流行ですが、昔ながらのWebページ更新チェックソフトも、使ってみるとかゆいところに手が届きます。ぜひ試してみてください。