気まぐれなお姫様を相手に、途中で帰られることなくお寿司の全ネタを食べさせることを目的にした異色のゲーム。食べ終わったときの姫の気分によって結末が変わるマルチエンディングを採用。「寿司姫デュエル」は、架空の国・バラン王国の城下町にある寿司屋を舞台にした、一風変わったゲーム。主人公は寿司屋の従業員で、一人前の寿司ディーラーを目指す少年「スシオ」。ところが、店にはなぜかまったく客が現れず、潰れる寸前。そんなある日、国の王女・ファジー姫が店にやって来るという。飽きやすいことで有名な王女に寿司の全ネタを食べさせれば宣伝になるため、スシオはこの難題にチャレンジすることに──。はたして、まだ半人前の寿司ディーラーでしかないスシオは、難題をクリアできるのか?
ゲームの目的は、ファジー姫に8種類すべてのネタを食べてもらうこと。ファジー姫が寿司に飽きたり満腹して途中で帰ってしまったりしないよう、あの手この手を使う必要がある。姫との会話内容や表情を参考にしながら、ネタを出す順番を工夫したり、姫を喜ばせたり怒らせたりと、感情を揺さぶってゆく。
寿司を3貫握り終えたら、最後に寿司を出すときの表情を選ぶ。選べる表情は「笑う」「怒る」「クール」の3種類。スシオの表情選択は、以後の姫の機嫌をかなり左右するので重要だ。
ファジー姫の精神状態は「楽しひ」「警しひ」「怒しひ」の3パターン。姫のその時々の気分は、画面の下部にイラスト入りで表示される。もちろん、精神状態によって姫のスシオに対する態度も大きく変化する。出された中からどの寿司を食べるかの判断にも影響する。
ゲーム中に表示されないものの、結果を左右する重要なパラメータに、姫の「予算」と「満腹度」がある。姫のお小遣いにはあまり余裕がない。値段の高い寿司をあまり出し過ぎると、予算オーバーで帰ってしまう可能性がある。また、手巻き寿司などボリュームのあるものを先に食べさせてしまうと、満腹して途中で帰ってしまう可能性が高い。