「RssChecker」は、ニュースサイトやblogサイトの更新状況をチェックし、新着記事を知らせてくれるRSSリーダ。1行のエリアに新着記事をスクロール表示する「スクロールモード」と、2行エリアの上段にサイト名、下段に記事を表示する「固定モード」の2種類の表示モードを利用できる。カラーやフォントのカスタマイズも可能。

RSSフィードの登録は、ティッカーまたはタスクトレイメニューから開ける設定画面に、サイト上の「RSS」ボタンなどをドラッグ＆ドロップすることで行う。RSSがリスト化されたOPMLファイルをドラッグ＆ドロップして登録することも可能。登録できるRSSサイトは最大100件。最大2,000件の記事を表示できる。

取得した新着記事のタイトルはティッカーに順次表示される。読みたい記事タイトルをクリックすることで、当該記事がブラウザで開かれる仕組み。読みたい記事が通過してしまった場合は、ティッカー上でマウスを左に動かすと、ひとつ前の記事に戻せる。取得したすべての記事または新しい記事の一覧から選択して、記事を読むことも可能だ。

更新チェックの頻度は分単位で指定できる（最短は60分）。任意時点での手動更新も、もちろん可能だ。指定日数以前の記事を表示させないようにすることも可能。スクロール速度を設定できるほか、ティッカーの背景や枠、文字色、文字サイズ、フォントもユーザが設定できる。

ティッカータイプのRSSリーダーでは、読みたい記事が流れてしまったり、あるいは記事の一覧性に弱みが出てしまうことがあるが、マウスの動きで前の記事に戻れたり、取得記事をブラウザで表示できたりといった機能があるので、かなりの程度補うことができる。見た目のカスタマイズもできるので、ユーザのデスクトップにマッチしたデザインにできるのもうれしい。

あるいはRSSが100件まで、更新頻度が最短60分といった制限に不満を感じる人もあるかもしれないが、筆者はむしろこうした制限に好ましいものを感じた。あまり読まないサイトのRSSを取得したり、必要以上の頻度でアクセスしたりするのがいいことだとは思えないからで、「RssChecker」の制限も実用上はまったく問題になることはないだろう。

おすすめできるソフトだ。

ユーザにお勧めする使い方
私の場合、最近は結局「新しい記事を読む」機能で全部見てしまうことが多いです。一般的には既読・未読で分けるRSSリーダが多いですが、「RssChecker」は既読・未読に関係なく、設定した日より新しい記事だけを表示します。ポッドキャストファイルへのリンクも表示しますので、自サイトに主なRSSリストを載せていますが、BBCやCNNなどのポッドキャストニュースで英語のリスニング練習するのも良いとよいます。

天気予報表示機能について
わかりやすくいうと、気象庁のWebサイトをブラウザでなく「RssChecker」で閲覧していることになります。サイトがリニューアルすると正常に見れなくなりますので、そのときは早めに対応するとは思いますが、サイトの構成によってはできないかもしれません。