更新されたファイルを自動的にアップロードする機能を備えたFTPクライアントソフト。コンテキスト(右クリック)メニューからアップロードを実行することも可能。「ASFtp」は、プロバイダなどのFTPサーバと接続して、ローカル−サーバ間でファイル転送を行うためのFTPクライアントソフト。一般的な手動転送はもちろん、自動転送や簡易転送を行うこともできる。
メイン画面は、FTPクライアントソフトとしては一般的な3ペイン構成。左側にはローカルマシン内のファイル一覧、右側にはサーバ側のファイル一覧、下部にはFTP転送のログが表示される。ファイル一覧の表示形式は「詳細」「大きいアイコン」「一覧」から選択できる。
ファイルの転送は、ローカル側またはサーバ側で転送したいファイルを選択し、「アップロード」「ダウンロード」ボタンをクリックして行う。複数のファイルを選択して、連続転送することも可能だ。
接続先設定では、サーバ名とログインID、必要があればパスワードとデフォルトのローカルフォルダを登録する。接続時の転送モードは、通常(PORT)/Passiveの2モードから選択できる。プロキシ経由の接続も可能。転送モードの指定とプロキシ使用の有無は、ソフト全体での共通指定となる。
特徴的な機能として挙げられるのが「自動アップロード」「簡易アップロード」の各機能。「自動アップロード」は、あらかじめ指定されたローカル側のファイルを定期的に監視し、変更があった場合に指定のサーバ/ディレクトリにアップロードするもの。ローカルでファイルを更新すると、自動的にサーバ側ファイルも更新される。転送対象のファイルは、複数を指定することが可能。FTPサーバごとに個別に指定できる。更新チェック間隔の設定は分単位で行える。
「簡易アップロード」では、エクスプローラなどのコンテキスト(右クリック)メニューに「FTPアップロード」が追加される。あらかじめ転送したいサーバ/ディレクトリを指定しておくことで、いちいち「ASFtp」を起動しなくてもファイルのアップロードを簡単に行える。